税理士事務所開業に
まつわるデータ

これからの会計事務所の強み

長引く不況やコロナ禍により、税理士に求められるサービスに変化が見られます。
税理士事務所が検討している、今後の自事務所の強みとは何なのでしょうか?
全国の税理士・会計士を対象に実施したアンケートから、その傾向を確認してみましょう。

税理士・会計士526人を対象としたクローズドアンケート調査(インターネット)
【調査期間】2020年11月19日(木)~2020年11月20日(金)

サマリー

  • 今後、会計事務所の強みとして検討していることは、「経営改善・資金繰り改善への支援」がもっとも高く56.5%でした。
  • 年商5,000万円以上の会計事務所では「金融機関との連携」「巡回監査体制の構築」「決算業務の合理化・標準化」などの項目をより重視するようになることが分かりました。

ポイント

年商5,000万円以上の会計事務所では「経営改善・資金繰り支援」や「黒字化支援」といった顧問先支援に加え、「金融機関との連携」「巡回監査体制の構築」や「決算業務の合理化・標準化」を強みとして磨いていていきたい傾向が見られました。

レポート

今後の「会計事務所の強み」として、具体的に検討していることを教えてください。(5つまで)

今後の会計事務所の強みとして、具体的に検討していることは、「経営改善・資金繰り改善の支援」がもっとも高く56.5%を占めました。次いで、「関与先の黒字化支援」が52.2%と続きました。

今後の会計事務所の強みとして具体的に検討していること

会計事務所の年商別で比較したところ、年商5,000万円以上の場合、「金融機関との連携」が56.8%と高い傾向が見られました。次いで、「巡回監査体制の構築」「決算業務の合理化・標準化」「新規関与先の開拓力」「最新IT技術の活用(クラウド化、PRA導入等)」に力を入れていきたい傾向にありました。

年商別「今後の会計事務所の強み」として検討しているもの

税理士事務所開業講座オンライン運営事務局

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