税理士事務所オフィス・マネジメント・システム(OMSクラウド)

税理士事務所オフィス・マネジメント・システム(OMSクラウド)は、税理士事務所に最適な業務フローを実現し、生産性と業務品質の向上を支援するシステムです。

所内の情報を一元管理

関与先企業の情報や会計事務所の情報をTKCインターネット・サービスセンター(TISC)で一元管理できます。一元管理された情報はすべてのTKCシステムに相互に連携するため、効率的に業務を行えます。

コンプライアンス経営の実現

  1. 税理士業務処理簿の自動作成
    税理士会が公開している税理士業務処理簿(税理士法第41条)の記載要領(1業務ごと時系列で記載)に沿って、税理士業務処理簿を効率的かつ漏れなく作成できます。所属税理士の業務処理簿も同様です。
  2. 使用人等に対する監督義務(税理士法第41条の2)の完全履行
    事務所方針・指示事項を業務に落とし込み、職員様が確実に巡回監査を実践・報告する仕組みが整っているため、使用人等に対する監督義務を履行できます。
  3. 法務エキスパートチェック
    一元管理しているすべての関与先企業の情報に対して、消費税課税方式、課税期間短縮の見直し等の条件検索を毎月自動で行います。関与先企業の該当の有無をチェックする仕組みの構築により、確認漏れなどのリスクを軽減します。

所内の業務進捗状況の把握

  1. 目標管理(KPI)機能
    翌月巡回監査やKFS等の所内で管理する項目について、対象関与先企業(ターゲット)の指定や目標値を設定し、その目標の達成状況をグラフ等で確認できます。また、各管理項目の担当者ごとの達成状況や目標未達の関与先企業も確認できます。
  2. 進捗管理機能
    OMSで事務所独自の進捗管理表を作成・管理でき、業務の進捗状況を見える化できます。
    また、TKCシステムの処理結果により進捗状況を自動的に更新するように設定することで、入力作業の省力化や漏れを防止できます。

電子申告の効率化

法人決算申告システム(TPS1000)やTKC電子申告システム(e-TAX1000)等とスムーズに連携し、国税・地方税の電子申告業務を効率的に行えます。
また、電子申告データを一括して署名・送信する機能や、電子申告に必要な電子証明書等の有効期限を自動的にチェックする機能を搭載しており、安全・安心な電子申告をサポートします。

金融機関との提携強化

TKC会員事務所と金融機関が連携して中小企業を支援するためのFinTechサーピス「TKCモニタリング情報サービス」を利用できます。

豊富なオプションシステム

税務届出書類の作成、税理士報酬の管理、スケジュールの管理、業務日報の作成、業務時間の管理など、事務所業務を総合的に支援する豊富なオプションシステムを、他のTKCシステムと連動して利用できます。

マイナンバー制度への万全な対応

TKCインターネット・サービスセンター(TISC)にマイナンバーを保管することで、データ漏洩のリスクを防止します。
また、「運用管理」メニューでアクセス権限の設定やマイナンバーの運用状況を確認できるなど、会計事務所が講ずるべき安全管理措置の対応も万全です。

TKCだから安全・安心のクラウド型システム

関与先企業の情報や事務所の情報は、最高度のセキュリティ体制を備えたTKCインターネット・サービスセンター(TISC)で保管するため、安全・安心です。クラウド環境のため、万が一の場合におけるデータ保全や事務所管理のコスト削減を実現できます。
また、税理士法人の本店・支店等、離れた場所であっても、セキュリティ万全のネットワークで本支店を接続し、安心してOMSクラウドを利用できます。