経営者の皆様へ
創業を志す皆様へ
ここでは、創業に関わるさまざまな悩みを整理 し、創業についての基本的な知識と計画の立て方を解説します。
創業を志す皆様のお役にたてれば幸いです。
“夢” 実現のためのストーリーを描く
「自分の裁量で仕事がしたい」「仕事を 通じて自己実現を図りたい」「専門的な技術・知識を活かしたい」――。
多くの方がさまざまな動機から創業を目指されています。
ただ、どのような動機による創業であっても、「新しいことにチャレンジする」限り多くのリスクや 障害が伴います。
最初にきちんと「何のために事業を始めるのか」(経営理念)を押さえ、自分(自社)の夢を実現するためのストーリーをできるだけ具体的にイメージしてお くことが大切です。
では、夢実現のストーリーはどのよう に描けばいいのでしょうか。
それにはまず、企業がどのよ うなプロセスを経て成長していくのかをつかんでおく必要があります。
事業はその成長段階において、資金、人材、販売などのさまざまな経営課題に直面します。事前にそれらをすべて予測することは困難ですが、 企業の成長過程を把握しておくことで、自ずとその時々に“やるべきこと”が見えてくるはずです。
実際に創 業を検討する段階では、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」等をどう集めるか考えなければなりません。
なかでも資金(カネ)の調達で苦労する方が多いようで、『中小企業白書2007年版』によれば創 業・開業の準備期間中の苦労で最も多いのが「開業資金の調達」となっています。
創業計画策定のススメ
創業の検討段階では、ある程度「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」等の目処を立てるとともに、創業か ら数年後(創業期)までの事業の採算性等の見極めが不可欠です。
創業は、これからの人生を左右する重大な岐路。「始めてはみたものの、やっぱりうまくいかなかった」では失うものが大きすぎます。この 「やってみなければわからない」というリスクを最小限にくい止め、さらに事業を成功に導くためのシナリオが「創業計画」(経営計画)です。
創業計画を作ろうとする際には、まず競合相手、つまり同業者の経営状態をしっかりと認識すること が重要です。経営指標や政府の発行する白書等を参考に、計画の前提となる情報を入手しましょう。
情報の収集ができたら、いよいよ具体的な計画作りに入ります。
(1)設備投資計画と資金調達計画、(2)売上計画、(3)仕入計画、(4)採用計画、(5)経費計画――の5つの観点で作成します。
例えば、「(1)設備投資計画と資金調達計画」によっていくらの当初資金が必要かが明確になり、 「どこから」「どんな条件で」「いくら調達するのか」を検討することが可能となります。
さらに、開業資金の融資を受ける際にも、金融機関等から創業計画の提出を求められることが一般的と なっています。ちなみに資金の調達先には、自己資金、家族・友人、投資家(エンジェル)、公的融資、金融機関等があります。
また開業した後も、事業が軌道に乗るまでの一定期間は入るよりも出る方が多く、金融機関等からの 借り入れに頼らざるを得ない状況が十分に想定されます。
そうした際に事業(創業)計画を作成していれば、たとえ赤字であっても(いわゆる「創業赤字」とみなされる場合)、金融機関から融資を受けられる可能性 が高まります。
創業計画の年数については、特に定められ た基準等はありませんが、創業時の融資の際に金融機関等から求められるのが「5か年計画」であること、また、創業初年は事業の体をなさないケースがほとん どであることから、創業初年度プラス5年の6か年計画を立てることが経営計画を立てる上で重要であると考えられます。
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創業計画は夢を実現するためのシナリオである と同時に、公的機関や金融機関などの外部に対して事業構想の有望性をアピールする強力な“武器”にもなります。
当然、説得力(実現可能性)の高い計画であるほど対外的な信頼度が高まり、結果的にさまざまな支援 も受けやすくなります。
とはいえ、説得力の高い計画の策 定が簡単ではないことも事実です。また、法人設立時には許認可の取得などといったいくつもの手続きがあり、この手続き作業においても専門的な知識が不可欠 となります。
創業や経営に関連する法律・規制などは膨大 な情報量があります。
また、経理や業績管理のノウハウの習得も経営者には求められます。
TKC会員の税理士・公認会計士は、こうした企業の創業・経営革新を積極的に支援する体制を整えて います。
TKC会計人は、夢の実現に向けて船出する創業 者を応援します。



































