決算処理

収支計算書の表記について(8)

【質問】
貸費学資金の収入、支出額は収支計算書のどの欄に記載すべきでしょうか。

【回答】
ご質問の貸費学資金は、「奨学金貸付金」であるものとしてお答えします。
貸付金については、公益法人会計基準では特に貸借対照表科目は設けられていませんが、企業会計に準じて、その返済期限が1年以内に到来するものを「短期貸付金」とし、1年を超えるものを「長期貸付金」として計上すべきものと考えられます。
この場合、その貸付けによる支出及び返済による収入は、収支計算書上、資金の範囲に含まれない長期貸付金については「財務活動収支の部」に計上されることになり、資金の範囲に含まれる短期貸付金は表示されないことになります。
しかし、奨学金の貸付けが、その法人の本来事業である場合、このような表示は法人の実態をあらわしているとは言い難く、適正ではないものと考えられます。
したがって、奨学金貸付金については、これを特定資産として固定資産に計上するとともに、これに係る「貸付支出」及び「返済収入」は、収支計算書上、「事業活動収支の部」に計上することが適当と考えます。

※当Q&Aの内容は、個別の質問に対する回答であり、TKC全国会公益法人経営研究会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。

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