日常処理

債券について(3)

【質問】
基本財産(指定正味財産)の一部で(満期保有目的)国債を購入しました。
基本財産570万円分を購入するのに、額面より高い額だったため現在の簿価では、基本財産が増加した状況です。償却原価法で評価していく間、毎年基本財産の額が減少していくわけですが、この減少分は基本財産の処分にあたるのでしょうか。

【回答】
公益法人の基本財産については、減価償却や時価評価に伴う減少額等の会計上の認識にとどまっている基本財産の減少額については、処分に該当しないものとして取り扱うものとされます。
(「「公益法人会計基準の改正等について」(平成16年10月14日公益法人等の指導監督等に関する関係省庁連絡会議申合せ)等の実施に伴う財団法人の基本財産の指導監督について」(平成17年3月23日総官管第55号)1のなお書)。
したがって、基本財産である満期保有目的の債券についても、満期までの期間、償却原価法により評価を行うことで貸借対照表価額が減少することは差し支えないものと考えられます。
ただし、寄附行為又は定款において、基本財産を金額として保持するものとしている場合は、当該債券の満期時にその評価減が実現することになるため、不足額を新たに基本財産に組入れる必要があるものと考えられます。

※当Q&Aの内容は、個別の質問に対する回答であり、TKC全国会公益法人経営研究会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。

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