TKC九州会

会長メッセージ

 TKC九州会は九州・沖縄の960名超の職業会計人である税理士・公認会計士の集団です。

 「自利トハ利他ヲイフ」という実践原理(注1)のもと、「租税正義の実現」、「職業会計人の職域防衛と運命打開」、そしてそれらの実現のためにも、今日厳しい経営環境にさらされており、70%超が赤字という「中小企業の存続と成長・発展を支援する」ことを事業目的に活動しています。

 特に、フランス商事法典において倒産防止のために記帳を義務付けたことにみられるように「会計に強い会社は倒産し難い」という近代からの経験に学び、「会計の力で中小企業の経営力強化を支援する活動」に重点を置いています。

 そのためにも関与先様には、株式会社TKCの法律に準拠した信頼おける財務会計システムを徹底的に活用していただくことをお勧めしています。また、我々TKC会員は、毎月関与先を訪問し、記帳の適時性や正確性を指導し、月次決算や年度決算の透明性を確保し、経営者として会社の経営状態の把握や改善事項の発見につながるよう「巡回監査」を通して経営者を支援することを旨としております。

 他方、23万社を超える業種別・規模別の優良企業や黒字企業の統計データを株式会社TKCは持っており、毎年更新しています。このデータを利用すればそれぞれの中小企業が目標とするあるべき姿を確認できます。そこで、私たちTKC会員は自社の目標を明確にしていただくとともに、その目標を達成するための事業計画策定支援やフォローにも力を注いでいるところです。

 ところで、企業の創業から廃業まで携わることができるのは金融機関と税理士であるといわれています。だからこそ、私たち職業会計人は地域金融機関と手を携えて中小企業を支援してゆかねばなりません。TKC九州会は九州・沖縄の金融機関29行と業務提携して中小企業を支援しています。もちろん、商工会議所・商工会はじめ各種中小企業支援団体とも連携をとって関与先中小企業の支援活動を行っています。

 その他、TKC九州会では関与先様のビジネスの拡大や販路開拓のための情報サイト「わくわくビジネス広場」を運営しています。当情報サイトはTKC九州会の会員会計事務所の関与先のネットワークを構築し、経営に役立つ情報を関与先に提供することを目的としており、平成28年3月で1700社を超えるご登録を頂いています。これらの登録関与先はもちろん、TKC九州会会員も優先して当サイトに登録されている企業をご贔屓にして参ります。また、TKC九州会ではこれら登録関与先のビジネス拡大ため、情報交換会を開催しています。

 九州・沖縄の中小企業が元気で地域の人々に笑顔が生まれる、そのような明るい未来を子供たちの時代に引き継げるよう私たちTKC九州会は頑張っています。

(注1)
最澄伝教大師の「山家学生式」の中に『悪事を己に向け、好事は他に与へ、己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり』また、「顕戒論」の中に『大乗の菩薩の道には、すべて自利なし、利他を以て即ち自利となすが故に』とあります。このことから、株式会社TKCの創立者であり、TKC全国会の飯塚毅初代会長は「TKC会計人は、ただ一度のこの人生で、職業会計人たることを誇り高き天職と心得ている人たちのはず。とすれば心底から関与先のため、職員のため、国家社会のため、と念じて徹底奉仕しなさい」と「自利トハ利他ヲイフ」の実践を推奨しています。

黒岩延峰

TKC九州会
会長 黒岩延峰