TKC全国会活動のご紹介
会員事務所の業務品質と経営効率の向上
私たちが、関与先企業の健全な発展を支援するためには、研修制度の充実、IT環境の充実などを通じて、私たち自身の業務品質を高める必要があります。
業務品質と経営効率の向上を達成するために
重点活動テーマの「社会的使命を果たす書面添付の拡大」と「企業の永続的発展に役立つ経営改善支援」を継続的に実施するためには、「会計事務所の業務品質と経営効率の向上」の実現が不可欠です。
業務品質の向上のためには、「コストと時間の追加」が必要です。一方、経営効率を向上させるためには「コストと時間の削減」が必要となります。
私たちは、この二律背反する課題を「TKCシステムの徹底活用」と「所長、職員の錬成」により解決していこうと考えています。
TKCシステムは、TKC全国会システム委員会のもとで、それぞれの専門業務に精通した委員の指導により開発されています。こうした、TKC会員の豊富な経験と卓越した専門家のノウハウを組み込んだTKCシステムを徹底して活用することは、業務品質と生産性の向上を同時に実現します。
会員事務所のIT環境の充実
私たちが関与先企業に提供する業務を効率化しながら、より付加価値の高いものとするためには、事務所内においても業績管理レベル・経営戦略レベルでのITの活用が重要となります。
私たちは、これを実現するものとして、TKC全国会システム委員会が開発した「税理士事務所オフィス・マネジメント・システム(OMS)」の利用と、監査担当者が限られた訪問時間を効率的に使い、より多くの時間を経営助言業務へ充てることができるようにする「巡回監査支援システム」の利用を推奨しています。
OMSは、TKC会員事務所に対する最適なTKCシステムの活用と効率的な事務所経営を支援するために開発されたものです。その機能は、業務の合理化・標準化にとどまらず、「所長先生のための管理機能」を利用することで、すべての職員の業務について「巡回監査の進捗状況の確認」「継続MASシステムの進捗状況の確認」「FX2自計化推進の確認」「書面添付の実践履歴の確認」などの情報を的確に把握することができます。
その開発目的は次のとおりです。
- 最新のシステム利用状況と連動して事務所全体の動きをタイムリーにつかみ、また、それにより事務所全体の問題点を把握する。
- さまざまなデータをもとに、所長が職員の業務進捗を管理し、客観的なデータに基づいて職員への適切かつ迅速な指示を行う。
- 「継続MASシステム」の利用や巡回監査の進捗を確認することで、関与先に対してどのようなサービスが行われているかの概要を把握する。
研修受講による所長・職員の錬成
税理士がその公共的使命を正しく実践するためには、「自利利他」の精神を養い、専門家としての能力を錬磨するとともに、事務所の総合力をさらに高めることが重要です。このためTKC全国会の諸活動のなかで、研修活動は最も重要な位置を占めてきました。
TKC全国会では、『TKC会計人の行動基準書』において、「会員は、関与先企業等の永続的な繁栄を願い、業務の完璧な履行を決意して、生涯を通じて不断に高度な専門能力の錬磨に努めなくてはならない」と規定し、生涯研修(初年度90時間、次年度54時間)への参加を求めています。これは、TKC会員が専門能力を充分に獲得し蓄積するとともに、TKC会計人としての職業倫理を堅持するために最も重要な研修と位置づけられています。
TKC全国会中央研修所では、会計事務所の所長や職員が習得すべき知識体系を整理し、TKC会員が受講する生涯研修についての研修カテゴリーを明確にしました。私たちは、関与先企業が生き残り、継続的な黒字決算と適正申告を実現するためにも、これらの知識を巡回監査の実践とTKCシステム活用の場面で活かしていかなければなりません。
現場実践力の向上を目指して
事務所の総合力を高めることは、職員の巡回監査能力の向上なくして実現することはできません。このため、TKC全国会では、昭和60(1985)年4月に職員研修制度を構築し、以来、時代に即した改訂を加えながら今日まで継続してきています。
平成21年からは、巡回監査担当者の「現場実践力」の向上を支援するため、全国51か所において「巡回監査実践講座」(全6回シリーズ)をスタートしました。
また、平成22年においては、「関与先の成長発展のためには、真正な決算書の作成と適正申告の実現を図り、税務当局は勿論、金融機関からの信頼を得ることが重要である」との認識から、TKC会員向けに巡回監査の現場を、①お客様の視点、②金融機関からの視点、③税務当局の視点、の3つの視点から検証した「年度重要テーマ研修」も開催しています。
さらに、現場第一線でTKCシステムを活用する職員169名を「TKCシステム専任講師」として登用し、全国で「巡回監査支援システム」「FX2」「継続MAS」の研修会を開始しました。これは、TKC会員事務所の職員のなかでも、特に一級の職員が持つ暗黙知を形式知とし、TKC会員事務所の業務品質のレベルアップを目指しているものです。
TKC全国会バッジ会員の拡充
TKC全国会では、翌月巡回監査率や「継続MASシステムによる経営改善計画策定支援」「FX2による自計化支援」「税理士法第33条の2第1項に規定される書面添付の実践」「電子申告の実践」など、TKC全国会の理念および政策を積極的に実践している会員に対して「TKC全国会バッジ」を貸与し、これを顕彰しています。これは、まだその基準に到達していない会員に対して助言し、TKC全国会会員としての業務品質の向上を図り、会員事務所全体をレベルアップすることを目的としています。
































