1997年1月号Vol.2

【わがまち・わがむら・わが自慢】自分だけの星物語を

和歌山県金屋町 辻 勇

 金屋町は和歌山県の北部、有田郡のほぼ中央に位置し、町の約69%は山間地帯です。昔から『みかんのまち』といわれるように農業が基幹産業で、山の傾斜地を利用してみかん栽培が行われてきました。平成7年の国勢調査では人口1万81人、世帯数は2877世帯となっています。

 また、金屋町は観光の町でもあり、有田川の鮎釣り、初夏から秋にかけてのぶどう狩り、秋の松茸狩り……など豊かな自然を求める観光客が数多く訪れます。“関西の軽井沢”とも呼ばれる生石高原からの山並みや、さまざまな建物が並ぶ頂上付近は、まるで山の国・スイスへ迷い込んだような気分にしてくれます。

 さらに歓喜寺の里は、鎌倉時代の高僧・明恵上人の生誕・修行の地としても有名です。町の中心には鳥屋城山がそびえ、城跡へ続く遊歩道は四季を通じて化石を求める人やハイキングの若者たちで賑わいます。

 さて、金屋町では、私たちが生まれ育ってきた町の永い歴史と、美しい自然に恵まれたこの「郷」を21世紀に羽ばたく子や孫に引き継ぎ、この恵まれた地域の特性を活かした個性的な「町づくり」を理念に、さまざまな事業が展開されています。

 そのひとつとして、平成4年に『生石高原天文台』がオープンしました。この施設は標高870メートルに建てられており、口径50センチメートルのニュートン・カセグレン式反射望遠鏡を備え、夜の天体観測をはじめ太陽の観測からビデオ撮影まで幅広く対応できるようになっています。利用者は県内はもちろんのこと、関西方面からもかなりの人が集まり、まさに『星物語』はここからはじまるといえるでしょう。

 この天文台で神秘的なあなただけの星を探してみませんか。

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