1997年10月号Vol.5

【TKCサポート情報】C/Sサポートの現場から
行政事務を陰で支えるC/S運用・保守サービス

 近年、パソコンの普及には目を見張るものがあり、ここにきてマルチメディアやインターネット、イントラネットなどが現実的なものとなったことで、これらへの関心がユーザーの拡大に一層拍車をかけています。

 もはや、パソコンは市町村の業務に“なくてはならない道具”となりましたが、パソコンシステムが抱える課題として「安定稼働」と「コンピュータウイルス対策」が挙げられます。

 そこで今回は、TKCの運用・保守サービスについてご紹介します。

遠隔保守で障害に迅速対応

 現在、TKCのセンターと市町村は電話回線で接続されています。これまでは、障害が発生した場合、市町村からの連絡を受けてから対応するのが主だったため、障害の発見や対応が遅れるケースもありました。

『遠隔保守サービス』は、C/Sシステムをご利用いただいている市町村に対して行っているサービスで、電話回線を利用して遠隔地から常にサーバの稼働状況を監視するものです。例えば、市町村のサーバにエラーや機械的な障害が発生した場合、宇都宮にあるTKCの『ユーザ用監視モニタ』に即座に異常が知らされます。これを受けて市町村情報化支援部では、トラブルの原因を瞬時に判断し、迅速に障害対応を行います。

 もちろん、TKC以外の外部からサーバに不正に侵入し、大事なデータ内容を改ざんしたりファイルを操作することができないよう、パスワード等のセキュリティ対策は万全となっています。

 ますます複雑化する事務処理の安定稼働を考えると、リアルタイムにサーバを監視する遠隔保守は欠かすことができないものといえるでしょう。

ウイルス対策を開始

 さて、新聞や雑誌でご存じのとおりコンピュータウイルスの被害が急増しています。この背景には、インターネットやパソコン通信などが急速に普及したことで、ウイルスの感染経路が拡大したことが挙げられます。

 最近では、ExcelやWordなどのデータファイル(文章等)に感染する『マクロウイルス』も現われました。このウイルスは、1台のパソコンに感染すると庁内のネットワーク全部に被害をもたらします。市町村でもC/Sシステムの導入に伴いパソコンの台数が増えており、それだけウイルスに感染する危険度も増加しているわけです。

 このためTKCでは、C/Sシステムのクライアントへのウイルス感染を未然に防ぎ、またデータ破壊による業務停止やデータ保護に対応するため、ウイルス対策プログラム『VirusScan3.0.0J』(マカフィー)の提供を、平成9年9月から開始しました。

◇   ◇   ◇

 休日にも自動交付機で住民サービスを行う、あるいは福祉サービスに伴うICカードの活用、市町村広域情報ネットワークなど、ますます高度な住民サービスが望まれる時代となりました。これを支えるのが高度情報化・ネットワークの最新技術です。

 TKCでは最新のコンピュータ・テクノロジーを駆使した付加価値の高いシステムの開発提供を志向していますが、同時にシステムの安定稼働を陰から支える<運用・保守サービス>にも全力を上げて取り組んでいるのです。(坂田正義)

システム開発本部から
水道事業をトータルサポート『TASK水道マスター』

 平成8年4月、WindowsNTをベースにしたC/Sシステムとして〈水道料金システム〉が、続いて平成9年4月に〈企業会計システム〉が稼働し、これにより『TASK水道マスター』の基本システムのすべてをご利用いただけるようになりました。そして現在、20団体を超える市町村に導入されています。

 このシステムの開発コンセプトは、①操作性の向上、②万全なセキュリテイ対策、③最新技術の適用──です。

 以下に『TASK水道マスター』の特長をご紹介します。

水道料金システム

1.検索機能の充実
 お客様番号、水栓番号、給水番号、メータ番号、カナ氏名、漢字氏名、公称、通称、方書き、電話番号、個人コード、世帯コードなど豊富な検索キーを充実。また前方一致検索機能の付加等により検索が容易になりました。

2.各業務を効率的に処理
 使用水量の検針~料金計算~徴収~滞納整理など、一連の水道業務が効率的に処理できます。

3.階層型による事業別管理
 上水道、下水道の事業別管理ができます。また下水道の中の公共下水道や集落排水等の料金体系や会計が異なる事業も〈下水道の中の小事業〉という形で管理。当然、その小事業ごとの管理・集計も可能です。

4.分納履歴管理が可能
 分納の履歴が管理できるので日計日を遡って集計・出力が可能です。また、分納・還付状況等も容易に確認できます。

企業会計システム

1.入力の省力化
 伝票複写機能、伝票参照機能、勘定科目に対する予算科目登録機能等で入力の省力化が図れます。

2.予算編成処理の充実
 予算科目の設定、予算要求書出力、予算額入力、予算調製、予算書作成、予算配当といった業務の流れに沿った処理を実現します。これにより当初予算のみならず補正予算についても、予算要求書以下の処理は当初予算と同様の処理ができます。

3.簡単な決算統計処理
 消費税申告書資料など、年度末決算に関連する資料が簡単に作成できます。

今秋、よりパワーアップ

 システム開発本部では、現在、WindowsNT4.0版の開発を行っています。

 これにより、①水道課のクライアントで住民情報の照会や財務情報の伝票入力ができるなど、当社のほかのC/Sシステムと容易に連携ができる、②システムの処理スピードが向上、などが図れます。また、これと並行して〈固定資産管理システム〉〈貯蔵品管理システム〉も開発中で、今秋にもよりパワーアップしたシステムをご提供できる予定です。

『TASK水道マスター』は、水道事業の事務処理を総合的に支援するシステムとして、今後もさらに充実させていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。(坂本宗俊)

※掲載の内容、および当社製品の機能、サービス内容などは、取材当時のものです。

※掲載団体様への直接のお問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。

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