1999年1月号Vol.10

【TKCサポート情報】国際規格
ISO9001取得に向けて着々と準備中

 TKCは、システム開発部門を対象に国際規格『ISO9001』の取得を目指しています。

 このISO9001は、製品の形状や機能の規格ではありません。製品を開発するプロセスの品質管理を保証するもので、言い換えれば「製品の供給者に品質保証できる能力があるかどうか。その能力を査定するための規格」といえます。この登録審査は、第三者の審査登録機関によって実施されます。

 そこでTKCでは昨年、社内にワーキンググループを発足。現在、開発部門内の業務実態調査、および2月の書類審査に向けて規格に沿った品質マニュアルの作成をしています。この書類審査後、4月の予備審査を経て、六月の本審査により認証を取得する予定で、これに向けて準備が着々と進められています。

 しかし、ISO9001は認証取得がゴールではありません。むしろ、品質向上のためのスタートだと考えています。

 ISO9001では認定取得後も〈常に品質システムの監視を行い、改善可能な点は明確にして是正を行っていくこと〉が要求されています。これは工程の改善が製品の品質に対する改善につながるという考えによるもので、その結果、お客様へ品質の高いソフトウェアの提供が可能になります。

 そのため、認証取得の準備作業と平行して、①取得後の内部品質監査に備え内部監査員の育成を目的とした研修会の実施、②システム開発担当者の意識の向上、③システム開発担当者の意思の統一を図るためにコンサルタントによる研修会、を行っています。

 ISO9001の取得によって、一定の目標を立てて(Plan)→計画を運用・実行し(Do)→実行記録を監査し(Check)→監査結果に基づき次の行動計画を決める(Action)という〈PDCAサイクル〉が起こり、これを繰り返すことでTKCのシステムは、現状の品質に満足することなく「より質の高いもの」を目指して改善され続けるわけです。

 今後のTKCのシステムにご期待下さい。(システム開発本部・小石川和広)

新画面
TASKマスター メニュー画面がますます使いやすく

 TKCでは、平成12年4月に施行される介護保険制度の円滑な導入や、シリーズの機能拡充に対応するため、このほど『TASKマスター』シリーズのメニュー画面を一新しました。画面デザインをプロのデザイナーに依頼し、見た目と操作性の両面から〈より使いやすい画面〉を目指したものです。

 大きく変わったのは、システムの起動時に表示される「デスクトップメニュー」と各システムのメインメニュー「業務選択メニュー」です。特にデスクトップメニューでは、TKCが提供するアプリケーションソフトの起動ボタンと、『一太郎』や『Excel』など市販ソフトの起動ボタンを左右に分けて登録。またコンピュータウイルス対策プログラム『ウィルススキャン』についても起動ボタンを設け、誰でも簡単にチェックできるよう工夫しました。

 さらに画面上部には「市町村名」と「市町村のシンボルマーク」を表示。システムの”命“は機能とはいえ、システムの”顔“ともいうべき、この新しいメニュー画面をぜひご愛用下さい。(永井伸一)

危機管理
西暦2000年問題 残された時間は「あと365日」

 平成10年9月、高度情報通信社会推進本部は『コンピュータ西暦2000年問題に関する行動計画』を公表。これを受けて小渕首相自ら関係省庁へ「遺漏無き対応」を指示するなど、ここにきて政府の2000年問題対策の動きが慌ただしくなっています。市町村でも自治省の『コンピュータ西暦2000年問題対応指針』に基づき、対応体制の確立、問題点の明確化、総点検の実施、危機管理計画の策定を進めていることと思います。

 2000問題はコンピュータの日付プログラムが西暦2000年を1900年と混同し誤動作するもので、パソコンのほかにも自動車、家電品、産業機械などマイコン制御されているものへの影響が懸念されています。このように対象範囲が広範なため、もしトラブルが発生すると人命や生活、企業の経済活動などに影響を及ぼし、公共の安全や秩序維持に関わる重要な問題を生じさせます。さらに、一ヵ所のトラブルがネットワークによる連鎖反応を引き起こし、最悪の場合、国際社会の混乱を招くことにもなりかねません。改めて問題の重要性を認識し、なすべき作業をさらに進めて”早め早め“の対応で万全を期す必要があります。

 政府の対応指針は次の通りです。

1.対応体制の確立
 2000年問題対応チーム等の体制を整備し、責任体制の明確化。

2.対象とするシステムの範囲の明確化

3.総点検の実施
 ①対応計画の策定、②点検項目の一覧表化、③未対応システムへの措置、④模擬テストによる確認。特に模擬テストは、できるだけ本番に近い環境下で実施し本年六月までに完了させる。

4.危機管理計画の策定
 不測の事態を想定し危機管理(影響範囲、復旧の優先付け、復旧手順、代替処置、連絡網、指揮系統等)を策定しておく。

5.総点検結果等の報告
 4半期ごとに関連省庁への総点検結果の報告を行なわなければならない。

◇   ◇   ◇

 TKCのクライアント/サーバーシステムは、すでに2000年問題に対する検証、模擬試験を平成九年末に完了し、平成10年からは〈より本番に近い環境下での試験〉を実施しているため、安心してご利用いただけます。残された時間は後1年。やるべきことを的確に実施し、安心して2000年を迎えましょう。(TKCシステム開発研究所・黒須隆宏)

※掲載の内容、および当社製品の機能、サービス内容などは、取材当時のものです。

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