2012年1月号Vol.85
【TKC サポートインフォメーション1】
介護保険制度の24年度改正へ
システムがより使いやすく進化
平成23年6月に改正介護保険法が成立し、3年に一度の制度改正の大枠が確定しました。介護報酬の改定など詳細はこれから明らかになります。TKCでは、平成24年度から適用となる報酬の改定情報をいち早く入手して「TASK.NET介護保険システム」の改修・機能強化を図り、市町村の円滑な制度対応をご支援します。制度改正のポイントは以下の通りです。
1.総合事業の創設
要支援者や二次予防対象者への介護予防を、総合的かつ一体的に実施するため「介護予防・日常生活支援総合事業」(総合事業)が新設されます。
2.地域密着型サービスの追加
「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」および「複合型サービス」が追加されます。
3.地域密着型介護(予防)サービス費の独自報酬範囲の拡大
4.介護報酬改定
5.介護保険料負担段階「第三段階」の細分化
保険料負担段階第三段階の所得区分を、市町村の判断で細分化できるようになります。
システムの改修ポイント

当社では、市町村が制度改正に伴う業務の増加・変更へ円滑に対応できるよう、以下のシステム改修と機能強化へ取り組み2月より提供を開始します。
1.総合事業創設への対応
基準日や年齢指定等により対象者を容易に把握できる機能や、総合事業のサービスを利用する被保険者の管理機能、対象者の決定に際し付随する業務支援機能などを搭載します。
2.国保連合会との連携
総合事業の創設や介護報酬改定等に伴う国保連合会のインターフェイス変更に対応したシステム改修を行います。また、国保連合会から受領した総合事業の給付実績を取り込み、総合事業サービス利用者の情報を照会できる機能などを搭載します。
3.第三段階の細分化への対応
新第三段階を考慮した仮徴収マスターの作成機能や保険料算定機能などを搭載します。
より使いやすくなるTASK.NET介護保険システムに、ご期待ください。
掲載:『新風』2012年1月号