2015年7月号Vol.99
【TKC サポートインフォメーション】より使いやすく!
新世代TASKクラウド

TKCでは、「TASKクラウドサービス」の後継として、今年3月に「新世代TASKクラウド(番号制度対応版)」の提供を開始しました。本システムでは、マイナンバー制度への円滑な対応はもとより、業務に精通した150名を超える原課ベテラン職員の意見を採り入れ大幅な機能強化も図りました。
より使いやすくなったクラウド版基幹系システムをご紹介します。
マイナンバー制度への対応
番号の付番・通知や番号利用、国が運営する中間サーバを介した情報連携など、制度に不可欠な機能を実装します。
対応にあたっては、5府県の12市町の実務家で組織される社会保障・税番号制度対応システム研究会で検討された「理想的な業務フロー」をもとに、システムを設計しています。これにより、実務に即したシステム対応を実現します。
また、「特定個人情報」の漏えいを防止し、適正な取り扱いが行えるよう、特定個人情報保護委員会のガイドラインに基づき、①個人番号へのアクセス制御、②個人番号データの暗号化、③個人番号へのアクセス記録の保存――などの対策を講じます。
大幅な機能強化
1.画面展開の見直しなどにより「業務効率の向上」を支援
皆さまの意見を反映し、画面展開や表示項目を見直しました。これにより業務効率の向上に加え、住民からの問い合わせへの迅速な対応を実現しています。ほかにも、住民異動処理の「一時保存」機能や「手書き文字による文字検索」(特許)など、業務効率の向上を支援する各種機能を搭載しました。
2.ナビゲーション機能などにより「正確・確実な業務」を支援
当初課税計算など、複数工程が必要な処理をガイドする「ナビゲーション機能」を搭載しました。処理一覧に沿って順番通りに操作するだけと、業務に不慣れな方でも正確・確実な処理が行えます。
また、各種エラーチェック機能や、異動処理による変更箇所の強調、エラー項目への誘導などの補助機能により、入力ミスを防止し、正確・確実な業務を支援します。
3.住民サービスの向上
●納付手段の多様化
インターネットバンキング・ATMなどで納付する「Pay―easy(ペイジー)」収納に対応し、税金等の納付手段の多様化を図っています。
●窓口サービスの向上
紙で受け付けている各種申請を、タブレット端末から行えるようにします。住民は項目を選択するだけで済み、また個人番号カードの活用により窓口での本人確認が不要になり、待ち時間削減にもつながります。
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これからも進化を続ける「新世代TASKクラウド」にご期待ください。
掲載:『新風』2015年7月号