2019/05/17
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公益法人会計・税務Q&A

公益法人会計でよくある質問と回答をご紹介

公益法人会計・税務Q&A

債券、基本財産・特定資産

有価証券(基本財産)の償還時の差額の処理について

【質問】
 基本財産にて運用している有価証券(指定正味財産)の償還の際、購入時の額面と購入額の差額は、何という科目で処理するのでしょうか。
【回答】
 満期保有目的の債券であれば、債券金額とその取得価額との間に差異が生じており、その差額が金利調整分と認められる場合には償却原価法に基づいて評価を行います。ただしその差額金額に重要性がない場合には、償却原価法を適用せず、取得価額をもって貸借対照表価額とすることができます。
 また、満期保有目的ではなく保有している債券の場合には、市場価格があれば市場価格にて評価し、市場価格がないものは取得価額をもって貸借対照表価額とすることになります。したがって、満期保有目的の債券であれば、償還時の差損益は生じず、満期保有目的以外でかつ市場価格がない債券の場合には、償還時に額面と帳簿価額との間に差額が生じることになります。この差額については、基本財産評価損益等で調整することになろうかと思われます。
【根拠となる法令等】
公益法人会計基準の運用指針 12(2)

※当Q&Aの内容は、個別の質問に対する回答であり、TKC全国会公益法人経営研究会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。