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公益法人会計・税務Q&A

公益法人会計でよくある質問と回答をご紹介

公益法人会計・税務Q&A

収益・費用、会計基準

未払消費税の過大計上について

【質問】
 前期決算において未払消費税を過大計上していたことが今期判明しました。数10万の差異なので今期の正味財産増減計算書にどのように表示したらいいか悩んでおります。
【回答】
 過年度遡及会計基準が適用される場合には、「修正再表示」を行うこととし、遡及処理を行い、かつ当該誤謬に関する注記も行います。
 ただし、その金額に重要性が乏しい場合、税込経理を採用しているときは、正味財産増減計算書の消費税の計上科目(「事業費/租税公課」又は「管理費/租税公課」など)から控除して処理し、税抜経理を採用しているときは、正味財産増減計算書に計上する方法が考えられます。
【根拠となる法令等】
(以上、「公益法人会計基準に関する実務指針」(非営利法人委員会実務指針第38号)Q6を参考)

※当Q&Aの内容は、個別の質問に対する回答であり、TKC全国会公益法人経営研究会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。