2019/09/02
税理士・公認会計士のご紹介

公益法人会計・税務Q&A

公益法人会計でよくある質問と回答をご紹介

公益法人会計・税務Q&A

区分経理

会計間の資金の異動

【質問】
  1. 当該公益法人は、法人会計、公益目的事業会計、収益事業等会計、の3つの会計があります。
  2. 期中に収益事業等会計から法人事業会計に資金(預金)の異動がありました。
  3. <収益事業等会計>
    他会計短期貸付金/普通預金 5,000
    <法人会計>
    普通預金/他会計短期借入金 5,000 として処理しました。
  4. 決算にあたって、収益事業会計から公益目的事業会計へ利益の繰入れを行いました。
    <収益事業等会計>
    他会計振替額/他会計短期借入金 6,900
    <公益事業会計>
    他会計短期貸付金/他会計振替額 6,900 と処理しました。
  5. 上記の結果、会計別の決算書では、
    <公益事業会計>
    B/S 他会計短期貸付金 6,900
    P/L 他会計振替額   6,900
    <収益事業等会計>
    B/S 他会計短期貸付金 5,000
    他会計短期借入金 6,900
    P/L 他会計振替額  △6,900
    <法人会計>
    B/S 他会計短期借入金 5,000 となっています。
  6. このような処理で行くと、それぞれの会計で、他会計短期貸付金、他会計短期借入金がどんどん増えてしまうのですが、それでよろしいのでしょうか?
【回答】
 事業年度中途における資金の移動や、収益事業等から生じた利益の公益目的事業への繰り入れによって、事業年度末に「他会計短期貸付金」「他会計短期借入金」が残りますが、これらの金額を精算する必要はありません。
 もしも会計区分間の貸借勘定を精算する場合には、預金を相手科目として精算を行います。
【根拠となる法令等】
「貸借対照表内訳表及び正味財産増減計算書内訳表の作成と会計処理について(平成23年5月13日 日本公認会計士協会)」

※当Q&Aの内容は、個別の質問に対する回答であり、TKC全国会公益法人経営研究会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。