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相続対策・遺産整理

相続対策Q&A<生命保険活用の留意点>

相続税の納税資金として生命保険の活用を考えています。その場合、どのような種類の生命保険を選択すればよいでしょうか。

ポイント

終身保険を基本に選択するようにします。

相続税は死亡して初めて課税されるものですから、何時までも健康で長生きすることが最善の相続税対策です。しかし、個人差はあるもののいつの日か死を迎えることとなります。ですから、相続税の納税資金原資として生命保険に加入する場合には、長生きをしても一生涯保障の続く終身保険をベースにして加入することが基本です。この場合、定期付終身保険のように若いときには大きな保障で高齢になると保障額が小さくなるような終身保険は適しません。なぜなら、相続税負担は現状よりも重くなる前提で対策を講じておくことが安全だからです。 また、保険料の支払い方法も終身払い込みによることを避け、有期払い(たとえば、80歳まで保険料は支払うが保障は一生涯続く)を選択するようにします。