掲載日:2022.10.13

金融機関との連携活動

千葉銀行とTKC千葉会との「トップ対談」を開催しました

集合写真

 令和4年8月16日(火)、千葉銀行本店に於いて、千葉銀行とTKC千葉会との「トップ対談」を開催しました。当日は千葉銀行の山﨑清美取締役専務執行役員並びに同行幹部とTKC千葉会の加藤武人会長をはじめとする執行部会員との対談が行われ、「TKCモニタリング情報サービス(MIS)」を活用した地域中小企業の資金繰り対策支援やポストコロナ持続的発展計画事業(以下、ポスコロ事業)による中小企業の伴走支援、行職員向け勉強会等を通じた今後の連携活動について意見交換を行いました。

[出席者]
 千葉銀行
   山﨑清美 取締役専務執行役員兼営業本部長
   麻生博章 常務執行役員
   齊藤成 法人営業部部長
 TKC千葉会
   加藤武人 会長
   美保哲夫 最高顧問
   知念直美 副会長
   寺島智成 総務委員長

 TKC千葉会からは、コロナ禍におけるTKC会員による月次巡回監査を通じた関与先企業の黒字化支援の取り組み内容等について説明しました。

 千葉銀行からは、「TKCモニタリング情報サービス(MIS)によりお客様の業績、資金繰りの状況が事前に分かるので、訪問時に経営者と有意義な話ができます。コロナ禍でMISの真価を再確認しており、未だ利用されていないお客様へご案内を進めていきます。また、コベナンツ付融資においては取引先企業に対して3ヶ月ごとの試算表提出をお願いしているケースがありますが、MISの月次試算表提供サービスはお客様の現状の共有に役立っているので、コロナ融資を実行した取引先企業についても当サービスを活用して引き続き伴走支援を行っていきます。」「関与度合いの濃淡は決算書の信頼性のバロメータだと理解しており、年一関与で集めただけの書類と、お客様とのリレーションにより完成した書類は信頼性が全く異なるため、MISの普及と書面添付の活用に引き続き取り組みたい。」とお話しいただきました。
 また、ポスコロ事業に関してはTKC千葉会からの「中小企業伴走支援を会計事務所の標準業務として取り組む必要がありますが、経営改善だけでなく新規関与先との関係構築や後継者の銀行デビューといった活用シーンも想定しているので、ぜひ金融機関からもポスコロ事業の活用についてお声掛けをお願いしたい。」との要請に対して、「法人向けサービス『ちばぎんビジネスポータル』では2.3万件(令和4年7月時点)の法人が登録しているので、ポータル内でポスコロ事業等の掲載も検討していきたい。」さらに「TKC千葉会が掲げている地域金融機関と協力し中小企業の経営改善の支援を行うという目的について、TKC会員も金融機関も顧客も財務実態を把握しながら経営改善を行うという方向性は全く同一であり、この三者が互いに情報を共有しながら関係構築していくことが望ましい。」とお話しいただきました。

 最後に「決算書の信頼性の見極め方」をテーマとした行職員向け勉強会の進捗状況を確認し、今後も引き続きより多くの支店に展開し、会員と行員との関係づくりに相互に協力し取り組むことが確認されました。

 TKC千葉会では、金融機関および商工会議所等が開催する研修・セミナーへの講師を派遣しています。TKC会員の講師派遣を希望される金融機関等の方は、TKC千葉会事務局までお問合せください。

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