千葉信用金庫とTKC千葉会との「トップ対談」を開催しました

　令和4年12月14日(水)、千葉信用金庫本店に於いて、千葉信用金庫とTKC千葉会との「トップ対談」を開催しました。当日は千葉信用金庫の宮澤英男理事長並びに同金庫幹部とTKC千葉会の加藤武人会長はじめとする執行部会員との面談が行われ、「TKCモニタリング情報サービス（以下、MIS）」の活用や地域中小零細企業の伴走支援、金庫職員向け勉強会等の今後の連携活動について意見交換を行いました。

[出席者]
　千葉信用金庫
　　宮澤英男 理事長
　　保科和彦 常務理事
　　関根正也 融資部長
　　泉水秀一 企業サポート部長
　TKC千葉会
　　加藤武人 会長
　　美保哲夫 最高顧問
　　知念直美 副会長
　　粟飯原靖司 巡回監査・事務所経営委員長

　TKC千葉会からはコロナ禍におけるTKC会員による月次巡回監査を通じた関与先企業の適正申告と黒字化支援の取り組み内容等について説明しました。

　千葉信用金庫からは、「原材料価格の高騰など社会環境の影響を受け、中小零細企業の経営環境が一段と厳しい状況にある。ゼロゼロ融資の返済も始まっており、制度は用意されているが差し迫った問題が解決できていない企業も散見される。資金手当ての支援をする際に的確に財務分析を行う必要があり、適時に提供される『MIS』のデータを有効活用して取引先の支援を実施したい。」「コロナ禍においてMISが素晴らしい力を発揮している。決算書収集の手間が省かれると共に、事前に営業店内で財務状況を把握したうえで取引先へ訪問・提案できるので業務の効率化に役立っている。」とお話しいただきました。また「今後は決算書のみならず月次試算表の提供をお願いすると共に、個人事業者についても積極的な利用を促してほしい」との要請がありました。

　さらに「地域中小零細企業の支援においては、本業支援に注力する中、単純な販促支援だけでは無く、お客様の未来予想図を一緒に描いて行きたい。その点でTKC会員に経営(改善)計画策定の支援をお願いし、経営者・顧問税理士・金融機関の三者協働による取り組みを重ねモデルケースを一緒に作り上げて行きたい。」とのお話を受け、金庫職員向け勉強会やエリア単位の情報交換会等を積極的に開催し相互の信頼関係を深めていくことが確認されました。

　最後に、「トップ対談」を定期的に実施しているので、是非この場で話し合い合意した事項についてはPDCAを回し検証すること、次回の「トップ対談」では成果に繋がったかどうかを両者で確認する場とすることを合意しました。

　TKC千葉会では、金融機関および商工会議所等が開催する研修・セミナーへの講師を派遣しています。詳細はこちらからご確認いただけます。TKC会員の講師派遣を希望される金融機関等の方は、TKC千葉会事務局までお問合せください。