「令和5年TKC千葉会企業防衛特別研修会」を開催しました

　令和5年4月7日に三井ガーデンホテル千葉にて、「令和5年TKC千葉会企業防衛特別研修会」を開催しました。本年も会場とWeb配信のハイブリッド方式により開催し、会員93名・職員226名を含む総勢319名が参加しました。

　研修会ではTKC全国会企業防衛制度推進委員会（以下、全国委員会）が定める重点テーマ「保険指導の標準業務化」を実現するため、今年度の千葉会活動方針では“The TKC Style～これが私の「標準保証額算定」～”をスローガンに掲げ、月次巡回監査を前提とした「TKC方式の標準保障額算定」の推進と保障内容確認活動の実践を通じたトータル保障提案（死亡保障＋重大疾病保証＋就業不能保障）に取り組むことを確認しました。これに続き、全国委員会が制作したAIM-DVD(Vol.51)「トップ・オブ・ザ・スタンダード～理念の着実な実践から～」を視聴し、TKC企業防衛制度導入8原則に基づく正当業務としての全関与先への保健指導の具体的な取組内容について理解を深めました。

宇田川滝也委員長

　特別講演ではTKC全国会中小企業支援委員会経営支援企画小委員長の高田勝人会員（TKC四国会副会長）を講師に迎え、「事務所総合力強化による企業防衛～認定支援機関と保険指導～」と題して講演いただきました。
　自計化推進と継続MAS活用による関与先指導の事務所基盤の整備、認定支援機関としての資金繰りと経営改善支援の取り組み、経営助言業務「企業防衛制度導入の8原則」を踏まえた保険指導の実践について熱く語っていただきました。また、事務所内推進会議の運営ノウハウや具体的な推進事例についても紹介いただきました。

高田勝久会員

　企業防衛特別研修会は、当会の会員事務所が取り組むべき活動方針や活動計画、具体的推進方法等を確認する研修会です。企業経営における不測の事態による損害を極力避止するための管理指導（リスクマネジメント）は、関与先企業の存続と成長・発展に寄与します。当会では保健指導の意義や目的、コンプライアンスの確保の重要性、標準補償額の算定と付保指導の取り組みの修得を通じて、適正な保険指導が実践できるようになることを目的として毎年開催しています。