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医療業界と診療所開業の現状(開業スケジュールの立案)

地域や診療科によって格差がありますが、近年、開業は確実に増えています。厚生労働省の調査によれば、全国の一般診療所の数は、この10年あまりで約15%ほど増加し、およそ9万5千件となっています。

しかし、それに比例して診療所の患者数も増えているかというと、こちらは必ずしも増えているわけではありません。言うなれば“パイの奪い合い”という状況が起こっているのです。

加えて、平成14年4月の診療報酬マイナス改定、平成15年4月からの社保本人3割負担といった制度改革は、診療所経営に非常に大きな影響を与えつつあります。

だからといって、すべての診療所が減収を余儀なくされているかというと、決してそうではありません。確実に患者数を伸ばし、成功しているところも少なくありません。

つまり、“明”と“暗”の二極分化、“勝ち組”と“負け組”がはっきりしてきたということが言えるでしょう。

明確なビジョンを持って、開業に向けしっかりと準備しておけば、診療所開業はきっと成功します。逆に、中途半端な気持ちでは開業は成功しません。そのことをよく認識した上で、開業を前向きに考えてみてください。