掲載日:2016.03.04

地域会イベントレポート

新年賀詞交歓会「新春セミナー」、「巡回監査士」試験合格者表彰式を開催しました

新年賀詞交歓会「新春セミナー」

 平成28年1月29日(金)、ホテルグランヴィア京都に於いて、TKC近畿京滋会新年賀詞交歓会を開催し、会員、提携企業等140名が参加しました。『新春セミナー』では、二宮金次郎(尊徳)より七代目子孫にあたる中桐万里子氏(子育て支援機関「リレイト」代表)を講師に迎え、『二宮金次郎の実践知』~心田と田畑(道徳と経済)の実りへ~ という演題でご講演いただきました。

 二宮尊徳といえば、小学校にある薪を背負って本を読む、貧しく小柄な苦学生のイメージを持っていましたが、実際には、大男であり、600以上の村を再建した実践家だったとのことです。
 実際にご家族から二宮尊徳の事を聞かされていたといいう中桐先生。二宮尊徳の実践哲学を、「川と水車」になぞらえて、お話しして下さいました。お互いに活かしあい、力を創り出す関係です。
 印象に残ったお話しが二つあります。一つは、「怒りの『なんで』と観察の『なんで』」。うまくいかないときにこそ、現実を見て、しっかり観察する。これは、職業会計人が磨かねばならない洞察力に通ずるものだと思います。
 もう一つは、「報徳」の本当の意味です。頑張れば報われる、ギブ&テイクという見返り思想ではなく、テイク&ギブなのだと。振り返ってみるとどれだけたくさんの人が、自分のために働いてくれているのでしょうか。どれほどの先祖がいて、自分が存在し得たのでしょうか。既に多くの幸せをもらっていることに気付き、恩に報いて、徳を積もう、恩を送ろう。幸せは、目的ではなく、実践のための動機だと。このお話しで、たくさんの幸せに気づくことができ、また明日から頑張ろう!そう背中を押していただける素敵な講演でした。

記 研修委員 神佐 真由美

 その後、平成27年の「巡回監査士」(※)試験会員合格者26名、職員合格者4名、合計30名の合格者の表彰式を行いました。昨年の合格者4名から考えると飛躍的な躍進となりました。
「職員さんの合格は素晴らしいの一言ですが、会員先生方の積極的な参加姿勢に驚かされました」との会員の声が聞かれました。

平成27年の「巡回監査士」(※)試験会員合格者

賀詞交歓会後の懇親会は大いに盛り上がりました。

※巡回監査士:「巡回監査士」は、TKC会員事務所の業務品質を支える事務所職員を対象とした、コンサルタント系の民間資格認定団体では最も権威のある公益社団法人全日本能率連盟の登録資格(認定番号第129号)です。

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