TKC近畿京滋会資産活用委員会主催のTKC基本理念研修を開催しました

　平成28年6月10日、ホテルモントレ京都に於いて、TKC近畿京滋会資産活用委員会主催の「TKC基本理念研修会」を開催しました。

(株)TKC　高田順三相談役

　株式会社TKCの高田順三相談役を講師にお招きし、「TKCの源流を探る」というタイトルで、故 飯塚 毅名誉会長の株式会社TKC創業時の想い、TKC全国会結成の想いとともに、「租税正義の実現をめざし、自利利他の聖行の実践にねざした、格調高い血縁的集団の形成をめざす」という『TKC会計人の行動基準書』、『TKC基本理念』の制定の背景についてご説明いただきました。

　また、租税正義実現のための社会的基盤の整備の状況と課題として、昭和55年改正税理士法（職責を使命条項へ、「独立した公正な立場において」を明記）、改正地方自治法（外部監査人として税理士登用）、平成10年国税特例電子帳簿保存法の制定（特例であることなどに問題を残す）、平成13年改正税理士法（税理士法人制度の創設、新書面添付制度及び意見聴取制度の拡充、補佐人制度の創設）、平成14年「中小企業の会計に関する研究会報告書」の策定、平成15年改正公認会計士法、平成17年商法抜本改正・会社法制の現代化（記帳要件の明記、会計参与制度の創設）等にも触れていただきました。

　そして、税務と会計の専門家として、健全な資本主義推進のリーダーとしての役割を果たすこと。租税正義の実現のための社会的基盤の整備に向け、さらに挑戦し続けることが重要であると結んでいただきました。

　当日は、積水ハウス株式会社社員、大和ハウス工業株式会社社員及びTKC会員が一堂に会し、総勢100名近くが受講しました。TKC近畿京滋会、資産活用委員会では、それぞれの理念を学び合い、価値観の共有を図りながら、連携した業務展開ができることをめざしています。

　TKC近畿京滋会では、会計事務所経営をテーマとした研修会開催を企画しております。ご関心のある方は、TKC近畿京滋会事務局までお問合せください。