会長メッセージ

 我々TKC九州会は九州・沖縄の1,000名を超える職業会計人、すなわち税理士及び税理士業務を営む公認会計士が組織する集団です。

 我々は、「自利とは利他をいう」という理念を共有しています。

 TKC九州会はTKC全国会に所属しており、その事業目的には「租税正義の実現」「中小企業の存続・発展の支援」などを掲げており、九州・沖縄の中小企業の皆様が元気で地域の人々に明るい未来を引き継げるようTKC九州会会員を支援します。

中小企業の皆様へ

 コロナ禍のもと、中小企業の皆様は厳しい経営状況にあろうかと存じます。このような非常事態のときこそ、TKC会計人は「会計で会社を強くする」との強い想いで中小企業の皆様を支援して参ります。

 TKC九州会HPには「新型コロナウイルス緊急資金繰り対策コーナー」を開設しており、各都道府県の持続化支援策を掲載しておりますので、是非ご活用ください。

 TKC会計人は、巡回監査を実践し、正しい会計帳簿を利用することで、税務、会計、保証、経営助言の4つの分野から中小企業の存続・発展を支援します。企業経営者の良き相談相手すなわちビジネスドクターとして日夜研鑽に励んでいます。

 会計の第一の目的は、経営者へ企業の経営成績と財政状態を報告することにあり、経営者が現状を把握することにあります。

 巡回監査を受けた会計帳簿の作成により、事実に基づいた企業の現状が分かるようになります。会計帳簿は適時に、正確に作成することが重要であり、経営の羅針盤となります。

 我々は単なる会計ソフトではない「TKC戦略経営者システム」をご提供しています。会計情報を経営者の意思決定に役立つ情報として活用するためのシステムです。

 さらに正しい会計帳簿と過去の趨勢、経営者の将来の展望により、経営計画書が作成できるのです。

 TKC九州会の会員事務所は毎月企業を訪問し、巡回監査を実践し、正しい会計帳簿を作成し、経営者への報告に誤りがないのかを確認します。更に経営者とともに効率化、合理化の検証、助言を行います。共にこの難局を乗り切りましょう。

金融機関の皆様へ

 金融機関の皆様は、中小企業の決算書の信頼性について、

  1. 1.決算書の品質の高さを「税理士法第33条の2に基づく添付書面」、
  2. 2.記帳の適時性と正確性を「記帳適時性証明書」で、
  3. 3.中小会計要領への準拠状況を「中小会計要領チェックリスト」で、

 それぞれ検証することができます。

 また、「TKCモニタリング情報サービス」は、TKC全国会会員(税理士・公認会計士)が毎月の巡回監査と月次決算を実施したうえで作成した月次試算表、年度決算書などの財務情報を、関与先企業の経営者からの依頼に基づいて、金融機関に開示する無償のクラウドサービスです。税務署に提出した内容と同じ決算書・申告書が、自動的に金融機関へ開示されるため、改ざんの余地がありません。

 TKC九州会の会員事務所は信頼性の高い決算書等をタイムリーに提供することで、関与先企業に対する信頼性の向上と、関係強化を支援いたします

山之内浩明

TKC九州会
会長 山之内浩明