TKC南近畿会 秋期大学を開催しました

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  八木早希氏

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  養老孟司氏

　令和5年10月13日にスイスホテル南海に於いて、TKC会員・職員、提携・協定企業、金融機関を対象に秋期大学を開催しました。

　開講式では、本年7月に就任した田中正幸会長から「なにわ支部の多大な協力により、本日を無事迎えることができました。当秋期大学を明日からの事務所経営に活かしましょう」との挨拶とともに、会場の会員に対して第32期南近畿会運動方針の実践を力強く呼びかけました。

　引き続き山川典男大学長から、秋期大学のテーマである『戮力協心（りくりょくきょうしん）』について、全員の力を結集し一致協力して任務に当たるという説明があり「2つの講演を含む本日のプログラムを通して素晴らしい1日となれば幸いです」と挨拶がありました。

　第1部の講演では、フリーアナウンサーの八木早希氏が講師を務め、「信頼関係を築くこれからのコミュニケーション」をテーマに講演されました。八木氏はロサンゼルスに生まれ、大阪の阿倍野や韓国で育ったこれまでの環境や境遇を振り返り、アナウンサーとして取材時に常日頃から心がけているのは、まずは『相手に対する敬意』をしっかり持ち、相手の立場になって質問を考え、事前に準備をした上で、丁寧にお迎えし、コミュニケーションをとることと話されました。

　第2部の講演では、東京大学名誉教授で解剖学者の養老孟子氏に「考えるということ－バカの壁を越えて－」と題して講演いただきました。養老氏は「今の教育では『みんなで考えよう』と教える一方で『個の尊重』も同時に掲げていて、若い世代は戸惑うことが多かろうと思います。ぜひ自分の手と足、体を使って、芸事を習うこと等を通し、自ら考えるということに取り組んでいただきたい」と締め括られました。

　TKC会員・職員、提携・協定企業、金融機関を対象に総勢370名が集う盛大なイベントとなりました。