年度重要テーマ研修「わが事務所の未来設計を考える」を開催

　TKC石川県支部では、令和7年9月9日に「年度重要テーマ研修」として「わが事務所の未来設計を考える」研修会を開催しました。

　研修会では、特別講演として西川豪康会員から「TKC会員事務所の未来設計を支える『OMS徹底活用』」というテーマで、顧問先データと所内業務を管理するツール（ソフトウェア）である「OMS」の活用事例が紹介されました。さらに、将来的なシステムの開発計画についても紹介され、事務所の課題に対する改善策を提案する機能の搭載などに対し、受講者から大きな期待の声が上がりました。

　トークセッションでは、谷口勇一会員、千田純一会員、木戸覚也会員から、事務所経営における課題に対する具体的な取り組み事例が紹介されました。すぐにでも取り入れることができる内容も多く、同様の課題や悩みを抱える受講者にとって非常に参考となる内容でした。どのような事務所を目指すのかが明確になれば、そこに近づくための情報やノウハウがTKCにはあることを、改めて理解していただける研修会となりました。

　当研修会には、TKC会員事務所とTKC未加入事務所から計64事務所、68名が参加しました。受講者からは「10年後にどのような事務所になりたいのか。そのためには今何をすべきかを整理する機会になった。」との感想が多く寄せられました。

　アンケートでも、多くの受講者から「参考になった」との声が寄せられました。今後は、各事務所代表者が参加する「月次決算体制構築支援勉強会」も開催予定です。今回の研修会は、会計事務所にとって現状を見つめ直し、「わが事務所の未来設計」を具体的に考え、構築していくための重要な機会となりました。詳しくは、TKC北陸会事務局までお問合せください。