掲載日:2016.03.23

金融機関との連携活動

神戸信用金庫向けTKC会員事務所見学会

 平成28年1月25日(月)税理士法人希水会会議室にて神戸信用金庫向けTKC会員事務所見学会を開催し、神戸信金11名、会員4名、職員2名が参加しました。

神戸信用金庫向けTKC会員事務所見学会

河北裕二会員

河北裕二会員

 第1部は、税理士法人希水会代表の河北裕二会員より、以下の点を紹介しました。
 1.「TKC会計人の方向性」について
 2.関与先情報の管理
 3.モニタリングツールとしてのTKCシステム
 4.経営改善計画書の作成手法およびPDCAサイクル
 5.「書面添付(※1)」とは
 6.関与先企業とTKC会計事務所の業務フロー
 税理士法人希水会では、関与先情報をOMS(オフィス・マネジメント・システム)で管理しており、①関与先情報を「一元管理」し、②関与先の財務・税務情報を即座に確認し、③監査担当者及び事務所全体の実績・目標の数値化をして把握しています。これにより、事務所業務の合理化・標準化及び巡回監査業務(※2)の品質向上に繋がっています。また、関与先情報をしっかり把握してから巡回監査を行うため、決算書に信頼性が生まれますと説明がありました。

 第2部の情報交換懇談会では、質疑応答を交え、様々な意見交換がなされました。

 神戸信用金庫参加者からは「決算だけを行う税理士が多いなか、毎月訪問しアドバイスをされていることは、金融機関としても頼もしい限りです!」「書面添付により顧客との繋がりと、決算書の信頼性向上が形として表れているので、金融機関からしても安心できるシステムだと感じました。」などの感想がありました。

※1:書面添付制度とは、税理士法第33条の2(計算事項、審査事項等を記載した書面)を言い、税理士法第1条における独立した公正な立場において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化した制度です。

※2:巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
 巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。

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