阪神支部事務所経営塾開催報告

　平成27年10月2日（金）西宮北口の「プレラにしのみや」会議室において、阪神支部第2回事務所経営塾を開催し、荒巻政文会員を特別講師に会員10名が参加しました。

　冒頭、会計事務所を取り巻く環境の変化をとらえるため次の2点について講師を中心に意見を出し合いました。

1. 近年、事業所数の減少が進んでおり、急速なネット普及で、簡単に顧問料比較ができる状況が作り出されたことで、否応なく価格破壊の波が押し寄せてきている。
2. 価格競争の反面、税法の複雑化、事業のグローバル化、M＆Aなど税理士に要求される知識の多様化が進み、単独事務所での対応が困難な顧客ニーズが増加している。

　これらの変化に対応すべく、荒巻事務所の取り組みについて、事務所組織図を見ながら説明頂きました。

　荒巻事務所では、4チーム制とすることでお互いの連帯感を生み出すとともに、ミスを防ぐ仕組みが構築されています。そして、経営計画作成支援、経営改善計画策定支援を中心に付加価値の高い業務を展開することで価格競争に巻き込まれない体制としています。また、外部専門家との連携を中心にネットワークを組んで、様々なニーズへの対応を可能にしています。

　荒巻事務所の基本方針は職員が主役であることが根底にあり、その特徴は職員の自主性に任せているとともに、女子力を大いに活用し、定着率が高いことが挙げられます。

　この研修で得られた知識、情報は今後の事務所経営に大いに参考になると思います。
　近畿兵庫会では、支部ごとにこのような事務所経営塾を開催しています。
　ご興味がある税理士、公認会計士の方々は、TKC近畿兵庫会事務局までご連絡ください。