平成28年度KFS実践講座を開講しました

　平成28年9月21日、YIC京都工科大学校に於いて、平成28年度の第1回KFS(※)実践講座を開催しました。今回は、TKC近畿京滋会「事務所総合力強化プロジェクト」活動の一環として、岡村勇毅会員（近畿京滋会巡回監査・事務所経営委員長）を講師に「巡回監査担当が行う経営助言」の方法論と実践手法を講義いただきました。

岡村勇毅会員

　TKC近畿京滋会「事務所総合力プロジェクト」では、キックオフ研修として、今年2月に原田伸宏会員（TKC関東信越会）を講師に、「経営助言」研修会を開催し、8月には、増山英和会員（TKC関東信越会）を講師に、所長向けの「実践！経営助言」集中研修会を開催しています。

　今回は、『リアルタイムで経営数値をつかむ』（テキスト）と『月次経営チェックノート』（ツール）を使いこなし、職員による経営助言業務の促進を目的に、KFS実践講座として職員向け「経営助言基礎研修会」を2か月連続で開催し、今回はその1回目の開催となりました。

９月21日 「巡回監査担当者が行う経営助言」の方法論と実践方法～変動損益計算書編～
10月25日「巡回監査担当者が行う経営助言」の方法論と実践方法～貸借対照表編～

　第1回KFS実践講座の詳細については、こちらをご参照ください。

　KFS実践講座の案内については、こちらをご参照ください。

　当日は、TKC近畿京滋会会員、職員併せて約70名が参加しました。受講者からは、「『経営助言』を難しく考えていたが『なぜ？』というキーワードとともに数値情報を掘り下げていくことが大切だということが理解できました。これなら実践できそうです。」等の感想が寄せられました。

　TKC近畿京滋会「事務所総合力強化プロジェクト」では、「経営助言」を事務所の標準業務として定着させることを目的に、所長先生向け、職員さん向けの研修会等を企画しております。ご関心のある方は、TKC近畿京滋会事務局までお問合せください。

※KFS（読み：ケーエフエス）
　「会計の活用により中小企業の経営力の強化を支援する」ための具体的な活動内容です。

1. 【K：計画支援】は、経営計画策定支援の場において、継続MASシステムを活用して経営者と対話をしながら気付きを与え、経営者のやる気を向上させる。
2. 【F：フォロー】は、TKC自計化システム（FXシリーズ）の活用と月次の巡回監査の実施を通して、経営者自らがタイムリーに自社の業績を把握し、意思決定できる体制をつくる。
3. 【S：証明力】は、金融機関や国税当局等からの決算書・申告書の信頼性を向上させる。