さわやか信用金庫 篠啓友理事長とのトップ対談を実施

　令和5年10月31日、さわやか信用金庫の篠啓友理事長をはじめとした役員とのトップ対談を行いました。対談の中で篠啓友理事長からはコロナ融資（いわゆるゼロゼロ融資）後の取引先の現状として「コロナ禍前に比べて売り上げが回復したと回答があったのは全体の76％で、その内20％が3年前の水準を上回っている。しかし業種別にみた場合、飲食業などの小規模な事業者においては、売り上げが回復していないという現状も掴めている。また一方では手持ちの流動性資金が徐々に目減りしてきている点から将来的な資金繰りについての心配も生じてきている。」とのコメントがありました。

　さらに役員の方から「経営者の中には法人と個人との分離の意味をまだまだ理解できていない方も多い。そのような意識で経営に取り組まれると、最悪は粉飾決算に繋がることを懸念している。TKC会員の皆さんが関与先を毎月訪問され、書面添付などを通じてしっかり指導されていることは非常に素晴らしいことと思っています。」とのコメントもありました。

　今後のTKC会員からの支援策の一つとして、職員向けの「決算書の信頼性の見極め方」に関する研修実施を菅川会長から提案しました。

【さわやか信用金庫ご参加者（敬称略）】

理事長　　　　　　　　篠 啓友

営業統括部担当理事　　山﨑和義

審査部担当理事　　　　山口剛志

執行役員統括リーダー　越田賢二

【TKC全国会、地域会参加者】

TKC全国会：副会長　松本憲二

TKC東京中央会：会長　菅川洋、
中小企業支援委員長　温井德子

TKC東京都心会：会長　鈴木信二、
中小企業支援委員長　山岸崇裕

　TKC東京中央会では金融機関が開催する職員向け研修、お取引先向けセミナーにTKC会員を講師として派遣しています。詳細についてはTKC東京中央会事務局までお問い合わせください。