日本政策金融公庫との情報交換会開催

　令和5年8月8日、23日の両日、日本政策金融公庫（以下、日本公庫）4支店（東京中央支店、大森支店、東京支店、五反田支店）との情報交換会を実施しました。

　当情報交換会は前段で、温井德子中小企業支援委員長がTKC会員事務所向けに継続MASを利用した経営計画策定に関する実務研修を実施しました。これを受け後半で、実際の経営計画が金融支援の現場でどう活用できるか、をテーマに日本公庫の融資を担当されている融資課長らとのグループディスカッションを行いました。

　日本公庫の参加者は、日頃、TKC会員と職員が巡回監査の現場で経営者に対して行っている指導内容に興味深く耳を傾けられていました。また、計画策定の重要性を指導しているTKC会員の声を聞き、融資審査業務のヒントを得ていただく機会となりました。一方、TKC会員は、継続MASで策定した関与先企業の経営計画が、金融機関でどのように活用され、融資審査の際にどこがポイントとされているのかを知ることができました。

　このような対面での交流を行うのは4年ぶりということもあり、日本公庫、TKC会員双方ともに有意義な機会となりました。

【日本政策金融公庫との情報交換会次第】

1. 講義
   TKC会員の果たすべき役割とは？
   ●経営者の意思決定に役立つ会計の活かし方
   ●まずはやってみよう！経営者に気づきを与える経営計画
2. 最新の金融情勢
   ●コロナ融資後の中小企業の現況について
   ●経営者保証改革プログラムについて
3. 日本公庫との情報交換会（グループディスカッション）

　TKC東京中央会では金融機関が開催する職員向け研修、お取引先向けセミナーにTKC会員を講師として派遣しています。詳細についてはTKC東京中央会事務局までお問合せください。