現場力養成講座『税務調査を疑似体験！』研修を開催しました

　令和7年6月16日(月)、TKC入会3年未満の会員及び職員を対象に「現場力養成講座『税務調査を疑似体験！～巡回監査の着眼点を学ぶ～』」を、TKC東京都心会2階研修室にて開催しました。

山田誠一朗 巡回監査・
事務所経営委員長

　当研修は、令和元年から継続して開催しており、税務調査未体験の若手会員・職員が多い中、税務調査では何にポイントを置いて調査が行われるのか、調査の可能性を前提とした巡回監査時の着眼点は何かを学ぶ研修となりました。若手会員・職員計18名が参加しました。

　第1部は、「税務調査の実演」。調査官、企業経営者、税理士役を会員が演じ、寸劇形式で①調査官からの連絡②調査に先立っての打合せ③実地調査④調査結果の連絡の各シーンを説明しながら進行しました。実演後は、各シーンについてのポイントや注意事項、その他の調査事例などが説明されました。

左から経営者役 大木昭生会員、税理士役 小長野仁志会員、調査官役 薗田俊和会員

　第2部は、「グループディスカッション」。サンプル企業の概要と試算表、1日目の調査ポイントをもとに、2日目の調査で想定される調査官の質問とその答えについてディスカッションを行いました。

　税務調査未経験の参加者も多く、「税務調査の裏話も大変参考になった」「税務調査の視点や巡回監査で伝えるべきことなど、見落としていたことに気づくことができ勉強になった」「税務調査を実演してもらえ、イメージしやすかった」といったアンケート結果があり、集合型・ディスカッション形式で実りある体験型研修となりました。

　TKC東京都心会では、「業務品質向上」「職員教育」「関与先拡大」ほか、高品質の事務所経営を実現するためのヒントを得る「場」として、今後も研修会を企画していきます。