掲載日:2015.08.05

中小企業の経営支援

7000プロジェクトニュース~「7000PJ(プロジェクト)実践会」開催報告、7000PJ発足~

 TKC近畿兵庫会では「7000PJ実践会」を開催するとともに、新たな体制で「TKC近畿兵庫会7000プロジェクト」を発足させました。

日時:平成27年6月1日(月)
場所:TKC近畿兵庫会研修室
参加:24事務所33名
講師:兵庫太和税理士法人 税理士 道廣和彦会員
  :中小企業再生支援全国本部 プロジェクトマネージャー
   中小企業診断士 根本孝治氏
  :兵庫県中小企業再生支援協議会(支援センター)公認会計士・税理士 田島一志氏
  :兵庫県信用保証協会 経営支援室期中支援課お客様総合窓口 課長 中川到氏

第1部『利用申請』の進め方

A.認定経営革新等支援機関が提供する主な支援内容
 1.経営革新等支援及びモニタリング支援
  ①経営の「見える化」支援
  ②事業計画の策定支援
  ③事業計画のモニタリング支援
  ④中小企業・小規模事業者への会計の定着支援
 2.その他経営改善等に係る支援全般
 3.中小企業支援施策と連携した支援

B.対象とする関与先とは?

C.齋藤保幸会員(静岡会)の所内で利用された【事例】
 1.支援対象関与先のリストアップ
 2.関与先に提案すべき金融支援

D.その他

第2部『経営改善計画』の実践(受理通知後)

A.経営改善計画書(継続MAS)の策定
 1.債務者概況表
 2.ビジネスモデル俯瞰図・グループ相関図(概況書)
 3.アクションプラン及びモニタリング計画

B.兵庫県信用保証協会(経営支援室期中支援課・中川課長)からの情報提供

  1. 条件変更または条件変更が必要な保証先企業に、経営改善計画の策定を依頼しています。
  2. 保証協会5名が保証先企業を訪問する前に、決算書をもとにTKC 会員の有無(決算書TKCマークで判断)を確認しており、経営者へ取り組み依頼を行っています。(保証協会→企業→顧問税理士)
  3. 認定機関(顧問税理士)が受託いただけない場合、保証協会が費用負担して中小企業診断士協会に依頼し、計画策定及び「経営サポート会議」を開催しています。
  4. 「経営サポート会議」については、昨年度47回開催しましたが、今年度は100回開催を目標にしており、調整金融機関が1行でも受け付けています。
  5. 計画の策定に際して、条件変更先で「経営サポート会議」を開催すれば、協会独自の費用補助が受けられます。
  6. 経営改善サポート保証(事業再生計画実施関連保証)と、別枠で保証限度額を利用できます。

C.支払い申請及びモニタリング費用支払申請

第3部『(TKCシステムを活用した)モニタリング実務』

A.「金融機関と一緒に行うモニタリングQ&A」
 1.金融機関が求めるモニタリングは、計画の実現可能性を高めるため、具体的な
   打ち手を決めて実行していくこと。
 2.毎月の月次決算書(試算表)が2か月以内に提出できること。
 3.関与先の着地見通しができる体制を支援することが必要です。
 4.FX2[2015年6月版]より、銀行報告用ボタンから「決算業績報告シート」が
   切り出せることとなりました。

B.モニタリングとは(中小企業再生支援全国本部・根本プロジェクトマネージャー)

C.質疑応答

 今回、参加された所長、職員の皆さんが、兵庫県信用保証協会、兵庫県経営改善支援センターともに専任者を置かれ、積極的に7000PJを支援いただけるように変わったことを肌で感じられました。

TKC近畿兵庫会7000プロジェクト

※7000プロジェクト:認定支援機関であるTKC会員が「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業」について、全国で7千件の実践を行うことで、中小企業の存続・発展を支援しようとする活動です。

7000プロジェクトニュースの詳細はこちら。

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