掲載日:2016.01.14

金融機関との連携活動

金融機関向けTKC会員事務所見学会の開催(京都銀行)

金融機関向けTKC会員事務所見学会の開催(京都銀行)

新見和也会員

新見和也会員

 平成27年12月15日(火)、税理士法人アチーブメント(代表 佐藤正行会員)において、金融機関向けのTKC会計事務所見学会を開催しました。

 冒頭、当会の中小企業支援委員長新見和也会員から、「TKC会員事務所が実際に行っている業務『巡回監査(※1)→正しい決算書の作成→書面添付(※2)・経営助言』の流れをご理解いただき、一般の会計事務所との違いを知っていただきたい。」と挨拶がありました。

 次に、佐藤正行会員により、TKC会員事務所と記帳代行事務所の違い、業績管理体制の構築、記帳適時性証明書について、以下の通り説明しました。

佐藤正行会員

佐藤正行会員

TKC会員事務所と記帳代行事務所の違い
 TKC会員事務所:月次巡回監査と月次決算が前提
 記帳代行事務所:年1回、決算時に纏めて処理

TKCシステムと市販会計ソフトの違い
 TKCシステム:月次決算が前提で、月次データを締め切ると修正削除は不可となる厳格なシステム
 市販会計ソフト:いつでも期首の数字を変更したり、数ヶ月前の仕訳を自由に追加修正が出来るものも存在している。

業績管理体制の構築
 TKC方式の自計化は、社長自身に意思決定を行っていただく仕組みを作ることであり、巡回監査時に月次データをもとに社長と話し合うことで自動的にモニタリングも終了する仕組みとなっています。

記帳適時性証明書
 3年分の月次決算の状況が示されています。書面添付と併せて、正しい決算書を作成している証となります。

藤﨑有希氏

藤﨑有希氏

 続いて、監査担当者の藤﨑有希氏、木村優也氏より、TKCシステムを利用した月次巡回監査の流れと経営助言までの業務を紹介しました。

巡回監査と初期指導
 巡回監査の前提として『初期指導』があり、新規関与先には自計化システムを利用し段階的に指導します。スムーズに入力できるようになれば、『巡回監査支援システム』を利用してチェックします。

木村優也氏

木村優也氏

業績把握と経営助言
 経営計画は社長にヒアリングしながら、社長の頭の中にある数字を『継続MAS』に落とし込むことにより作成します。作成した計画はFXシリーズに登録して予実対比をすることで社長自身に業績把握をしていただきます。また、四半期に一度、業績検討会を開催します。

 見学会には、京都銀行より統括エリア長、桂支店長、上桂支店長、洛西支店長、西桂支店長、松尾支店長の6名が参加されました。

 参加された方からは、
「記帳代行事務所とTKC会員事務所との比較はたいへんインパクトがありました。やはりTKC会員のやり方が金融機関としては安心できます。」
「TKC会員のスタイルをもっと推し進めて、中小企業支援を行なっていただきたいと思います。」
「初期指導の重要性が判りました。一般の会計事務所では、このレベルまで行われているところは少ないでしょう。」
「経営者自身に『現状認識をしてもらう』のが良いと思います。こんなシステムをどんどん使っていただきたいですね。」
「ここまで分析できていれば、企業の強み・弱みも把握しやすくなり、より踏み込んだ話ができると思います。」
などの感想をいただいています。

 TKC近畿京滋会では、金融機関向けの会計事務所見学会を企画しております。ご興味のある方は、ご連絡ください。

※1:書面添付制度とは、税理士法第33条の2(計算事項、審査事項等を記載した書面)を言い、税理士法第1条における独立した公正な立場において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化した制度です。

※2:巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
 巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。

お問合せ先

TKC近畿京滋会事務局

〒604-8161
京都府京都市中京区烏丸通り三条下ル饅頭屋町595-3 大同生命京都ビル10F

TEL: 075-213-3828  FAX: 075-213-3813

E-mail: kinkikeijikai@tkcnf.or.jp