刑事弁護フォーラムでは、現代人文社と共催、TKC、刑事弁護OASISの協賛を得て、毎年「季刊刑事弁護新人賞 授賞式記念セミナー」を開催しています。
季刊刑事弁護新人賞の受賞者による受賞報告とともに、著名な講師を招聘した基調講演を聴くことのできる貴重な機会です。
今回は、「保釈実務」というテーマを取り上げます。最近、プレサンス事件や大川原化工機事件で、保釈問題がクローズアップされています。かつて裁判員裁判が導入された時期に、十分な弁護活動のために、保釈の積極的な運用が提言されたことがありましたが、その後も保釈の運用は厳しい状態が続いています。弁護人は誰もが、裁判官はどのような思考で保釈判断をするのか疑念をもっているかと思います。
このほど、保釈実務についての裁判官の考え方を分析した論文「『罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由』について」を発表された、元裁判官の藤井敏明先生をお招きして、保釈実務の現状と問題点を明らかにしていただき、弁護人にはどのような弁護活動が必要とされているかを検討します。
この機会に、ともにこのテーマについて考えましょう。
皆様のご参加心よりお待ちしております。
主催:刑事弁護フォーラム・現代人文社
協賛:株式会社TKC・刑事弁護OASIS
受講対象
弁護士、研究者、法曹志望者(司法修習生・法科大学院生・大学生・予備試験受験生等)
講師
藤井 敏明(ふじい・としあき)
日本大学大学院法務研究科教授。元裁判官。
1956年、千葉県生まれ。1980年、一橋大学卒業。1982年、司法研修所第34期修了。
1982年、判事補として任官。東京地裁、名古屋地裁、東京高裁などをへて、2021年東京高裁部総括判事で定年退官。司法研修所教官、最高裁判所調査官も務める。
主な著作に、「『罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由』について」日本大学法科大学院法務研究第22号(2025年3月)、「裁判員制度の成果と残された課題――控訴審における審理も踏まえて」刑事法ジャーナル81号(2024年8月)、「『争点整理の失敗』とその対策について」池田修先生・前田雅英先生退職記念論文集『これからの刑事司法の在り方』(弘文堂、2020年6月)所収、「刑事事実認定入門」自由と正義51巻6号(2000年6月)などがある。
開催日程
| 開催場所 | 日程 | 時間 | 定員 | 会場 |
|---|---|---|---|---|
| 東京 | 2026年2月28日(土) | 14:00~17:30 | 50名 | TKC東京本社2F研修室 東京都新宿区揚場町2-1軽子坂MNビル2F |
| Online | 200名 | Online会場 お申込みいただいた方には、開催日の2日前までに視聴方法につきメールにてご案内いたします。 |
内容
テーマ:「保釈実務について」
- 14:00~14:30 ご挨拶、季刊刑事弁護新人賞授賞式及び受賞者コメント
- 14:30~15:40 講演(70分)
- 15:45~16:15 質疑応答(30分)
(10分休憩) - 16:25~17:25 藤井敏明教授と赤木竜太郎弁護士との対談(60分)
参加費
無料
お申込み
申込期限:2026年2月24日(火)17:00
※Online会場にお申込みいただいた方には、開催日の2日前までに視聴方法につきメールにてご案内いたします。
お問合せ先
現代人文社・セミナー事務局
〒160-0004 東京都新宿区四谷2-10 八ッ橋ビル7階
Email: shinjin-sho@genjin.jp





















