2025.08.26
行政処分取消等請求事件 
★「新・判例解説Watch」行政法分野 令和7年9月下旬頃解説記事の掲載を予定しております★

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LEX/DB25574450/最高裁判所第一小法廷 令和 7年 7月17日 判決(上告審)/令和5年(行ヒ)第276号
被上告人(原告・控訴人)が、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律20条1項に基づき、介護給付費の支給決定に係る申請をしたところ、上告人(被告・被控訴人)・千葉市からこれを却下する処分を受けたため、本件処分が違法であると主張して、上告人を相手に、本件処分の取消し及び支給決定の義務付けを求めるとともに、国家賠償法1条1項に基づく損害賠償を求め、原審(控訴審)が、本件処分の取消請求及び支給決定の義務付け請求を認容するとともに、損害賠償請求を一部認容したところ、上告人が上告した事案で、上告人が原審のいう不均衡を避ける措置をとらなかったことを理由として、本件処分に裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用した違法があるということはできず、原審の判断には、市町村の裁量権に関する法令の解釈適用を誤った結果、受けることができる介護給付のうち自立支援給付に相当するものの量を算定することができないとした上告人の判断が社会通念に照らし著しく妥当性を欠くものと認められるか否かについて審理を尽くさなかった違法があるというべきであるから、原審の判断には、判決に影響を及ぼすことが明らかな法令の違反があるとして、原判決中上告人敗訴部分を破棄し、本件を東京高等裁判所に差し戻した事例。