人事教育部長インタビュー

"私"の未来をつくりだす
TKCの多彩な教育プログラム

Profile
株式会社TKC 執行役員 人事教育部 部長田中 康義
大学を卒業後、TKCに入社。入社以来、一貫してシステム・コンサルティング・グループで会計事務所の顧客支援に携わる。その後、地域の事業所の責任者を歴任。首都圏全域の責任者を経験後、本社営業本部の責任者を経て現職。採用・教育・人事を一手に担う人事教育部の責任者として、研修制度、評価制度等のさらなる進化を目指す。

会計事務所、地方公共団体をはじめとした
プロフェッショナルのニーズに
柔軟に対応できる人材を育成するため、
TKCには多彩な教育プログラムが
用意されています。
その特色について、人事教育部長の
田中康義にインタビューしました。

新入社員研修の流れとその実施背景についてご紹介ください。

田中TKCでは「新卒の採用活動は入社後、1年間は続いている」という認識の下、人材育成にあたっています。

まず新卒社員は4月1日の入社式を迎え、その翌日から約2~3週間、全員で集合形式の新入社員研修に臨みます。
この研修の主な目的はTKCへの理解度を深めることと社会人としての基本的な生活習慣を身につけることです。早寝早起きもそうですが、なかでも大切なのが挨拶です。声が小さかったり、お辞儀が浅かったりといった点を日々チェックし、改善することで、研修が終わる頃には全員がしっかりとした挨拶ができるようになります。

その他にも研修ではさまざまなビジネスマナーを伝えますが、ただ身につけてもらうだけでなく、「なぜそうしなければならないのか」といったことも含めて理解してもらうようにしています。

新入社員研修後にも
集合形式のフォロー研修があるそうですね。

田中新入社員研修が終わると、いよいよ配属先が決まるわけですが、その後も1年間を通して、集合形式のフォロー研修を3回実施します。

7月のフォロー研修は4月の内容をレベルアップしたものになっており、さらにディスカッションやワークショップを取り入れることで、コミュニケーションの活発化を図ります。こうやって同期のつながりを強め、利害関係のない仲間をいち早い段階で構築してもらうことで、新卒社員がひとりで孤独に陥ったり、ネガティブな状況に置かれるリスクを軽減し、末永くTKCで快適に働ける環境を支援しています。
また、このフォロー研修では次回までに入社2年目の社員に5~6人のチームでTKCのことをプレゼンするという課題が与えられます。プレゼン内容の策定やそのための調査はもちろん、プレゼン相手へのアポ取りや発表もチームで実施することになっており、チームワークの醸成はもちろん、TKCへの理解度を深めたり、仕事の一連の流れを学ぶ上で適した内容になっていると思います。

9月のフォロー研修ではコミュニケーションに関する理論や実践を中心に学びます。そして、入社2年目の社員にプレゼンを実施した際にもらったアドバイスや反省点をもとに、今度は執行役員に対してのプレゼンを準備してもらいます。入社2年目の社員へのプレゼンよりもはるかに緊張感があるものになるので、新卒社員たちは皆、必死になって準備に励みます。
ちなみに、プレゼンを担当する社員はプレゼン当日、指名されることになっているので、プレゼンそのもののスキルについてもチーム全員で底上げを図っていかなければなりません。

そして、翌年2月のフォロー研修ではこれまでの研修内容を振り返りつつ、あらためて同期とのつながりを想起してもらいます。と同時に、これから入社してくる後輩への指導の仕方や接し方についても学んでいきます。

入社1年目社員フォロー研修スケジュール

なお、こうした集合研修のほか、新入社員は9月まで2週間ごとにウェブ上でのミニ勉強会に参加します。この勉強会は人事教育部からの説明(仕事を進める上で役立つセオリー、ビジネススキルなど)の後に参加者同士でディスカッションをするというもので、集合研修やフォロー研修での学びを身につけつつ、新入社員同士の横のつながりを強化するという狙いがあります。

職種別の研修についてもお聞かせください。

田中システムコンサルティング職については9月まで、OJT期間という枠組みのなかで社員一人ひとりに入社4年目以降の先輩社員がトレーナーとしてつきます。
ただ、この関係は師匠と弟子といったものではないし、私たちとしてもトレーナーに「自身のコピーをつくるな」と言い続けています。あくまでも新入社員(トレーニー)の質問や相談の窓口になることが重要であり、人材育成そのものは職場の社員が支援する“面”で実施し、多様な学びを得てもらうことが重要だからです。
だからこそ、トレーナーはトレーニーが自分以外の先輩社員や部門以外の人たちにもアドバイスがもらえるような環境づくりを進めてもらうようにしています。そして、新卒社員にはこのOJT期間を通して、コミュニケーションスキルや提案スキルを身につけてもらうとともに、TKCのシステムやサービスの内容などを学んでもらいます。

他方、開発職については12月までIT基礎研修が実施され、情報処理に関する基本的な資格を取得したうえで、座学やワークショップを通じて、プログラミングの基礎を学んでもらいます。当社の開発職には文系出身者、プログラミング初心者が多数在籍していますが、この研修のおかげで、入社2年目から即戦力として、しっかりと活躍してくれています。

その後、実施される研修についてご紹介ください。

田中ユニークなところでは、仕事に慣れ、ややマンネリ感を覚えるタイミングということで、入社5年目研修を実施しています。
創業の地である宇都宮で開催することで、あらためてTKCの歴史や理念を感じてもらいつつ、チームワークやコミュニケーションのあり方などを学びます。

また、マネジメント層向けには新任グループリーダ研修などがあり、主にグループメンバーたちとの接し方やリーダシップについて学ぶことができます。また、メンバーとの面談を充実させるための評価者研修のほか、全社員共通のセルフ・リーダーシップ研修、DiSCプログラム研修など、様々な研修を用意しているので、TKCの社員は安心してみずからのキャリアを切り拓くことができるはずです。