新・判例解説Watch

刑法

2012.03.27
刑法 No.65
危険運転致死傷罪における、「アルコールの影響により正常な運転が困難な状態」の意義
[最高裁判所第三小法廷平成23年10月31日決定(LEX/DB25443922)]
一橋大学准教授 本庄 武
2012.01.13
刑法 No.64
絞首刑の合憲性
[大阪地方裁判所平成23年10月31日判決(LEX/DB25472813)]
大阪学院大学教授 村井敏邦
2012.01.13
刑法 No.63
大阪府公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反被告事件
[大阪地方裁判所平成23年7月20日判決(LEX/DB25471944)]
北海道大学教授 城下裕二
2012.01.13
刑法 No.62
ファイル共有ソフト利用者に「イカタコウィルス」を受信・実行させた行為が器物損壊罪に当たるとされた事例
[東京地方裁判所平成23年7月20日判決(LEX/DB25472710)]
立命館大学教授 浅田和茂
2011.12.16
刑法 No.61
観賞ないしは記念のための品として作成された家系図が、行政書士法1条の2第1項にいう「事実証明に関する書類」に当たらないとされた事例
[最高裁判所第一小法廷平成22年12月20日判決(LEX/DB25442956)]
立命館大学准教授 嘉門 優
2011.11.11
刑法 No.60
在日朝鮮人の特権廃止を目的に掲げる団体の活動として、構成員ら総勢11名で、多数の威力を示し、多数の児童がいる朝鮮学校付近において、拡声器を使って侮辱的言辞を繰り返し怒号した等の行為について、正当な政治的表現の限度を逸脱した違法なものであり、威力業務妨害罪、侮辱罪、器物損壊罪等が成立するとした事例
[京都地方裁判所平成23年4月21日判決(LEX/DB25471643)]
龍谷大学教授 金 尚均
2011.09.02
刑法 No.59
住居侵入、強盗強姦の犯行において、姦淫の際の様子を記録したビデオテープは、刑法19条1項2号の犯罪行為の用に供した物に該当するが、同項3号の犯罪行為によって生じた物には該当しない〈とされた事例〉
[東京高等裁判所平成22年6月3日判決(LEX/DB25470526)]
中央大学教授 只木 誠
2011.07.19
刑法 No.58
インターネット上の表現行為と名誉毀損罪の成否
[最高裁判所第一小法廷平成22年3月15日決定(LEX/DB25441889)]
香川大学准教授 佐川友佳子
2011.06.17
刑法 No.57
街頭募金詐欺について包括一罪とされた事例
[最高裁判所第二小法廷平成22年3月17日決定(LEX/DB25441985)]
龍谷大学准教授 玄 守道
2011.03.08
刑法 No.56
Bの指導のもとで実地訓練中の航空管制官Aが、便名の言い間違いにより航空機に対して誤った指示を与えたため、急激な機体操作を余儀なくさせて乗客らに傷害を負わせたとして、両名について業務上過失傷害罪が成立するとした事例(補足意見および反対意見あり)
[最高裁判所第一小法廷平成22年10月26日決定(LEX/DB25442749)]
龍谷大学教授 金 尚均
2011.02.14
刑法 No.55
北海道開発庁長官が北海道開発局港湾部長に働き掛ける行為について、賄賂罪における職務関連性が認められた事例
[最高裁判所第一小法廷平成22年9月7日決定(LEX/DB25442592)]
一橋大学准教授 本庄 武
2011.01.24
刑法 No.54
国家公務員による政党機関紙の配布に対して国家公務員法上の罰則を適用することが認められた事例
[東京高等裁判所平成22年5月13日判決(LEX/DB25463429)]
立命館大学准教授 嘉門 優
2010.10.19
刑法 No.53
雑踏警備において機動隊等の警察の出動を要請すべき注意義務が警察署地域官および警備会社支社長に認められた事例(明石歩道橋事故事件最高裁決定)
[最高裁判所第一小法廷平成22年5月31日決定(LEX/DB25442244)]
立命館大学教授 松宮孝明
2010.09.03
刑法 No.52
ビラ配布のため分譲マンションの共用部分に立ち入った行為に対して刑法130条前段の成立が認められた事例(葛飾マンション立入事件)
[最高裁判所第二小法廷平成21年11月30日判決(LEX/DB25441485)]
國學院大學専任講師 甘利航司
2010.08.18
刑法 No.51
ファイル共有ソフトWinnyの提供はその利用者による著作権法違反の罪の幇助犯に当たらないとされた事例
[大阪高等裁判所平成21年10月8日判決(LEX/DB25451807)]
金沢大学准教授 永井善之
2010.08.10
刑法 No.50
正当防衛・過剰防衛の成否と行為の個数
[最高裁判所第一小法廷平成20年6月25日決定(LEX/DB28145343)]
立命館大学教授 安達光治
2010.07.21
刑法 No.49
長崎市長射殺事件の控訴審において、死刑を無期懲役に変更した事例
[福岡高等裁判所平成21年9月29日判決(LEX/DB25462854)]
一橋大学准教授 本庄 武
2010.07.14
刑法 No.48
1 被害者2名に対する殺人および傷害致死等の事案について、検察官の死刑の求刑に対して無期懲役を言い渡した事例 2 同一の被害者に対する殺人に先立つ傷害の事案について、約3か月間にわたる多数回の暴行とその結果としての傷害を包括一罪と判断した事例
[大阪地方裁判所平成22年1月25日判決(LEX/DB25442083)]
北海道大学教授 城下裕二
2010.05.21
刑法 No.47
医師による気管内チューブ抜管行為が法律上許容される治療中止には当たらないとされた事例
[最高裁判所第三小法廷平成21年12月7日決定(LEX/DB25441517)]
九州大学准教授 井上宜裕
2010.04.23
刑法 No.46
精神鑑定の拘束力
[最高裁判所第一小法廷平成21年12月8日決定(LEX/DB25441522)]
立命館大学准教授 嘉門 優