ニュースリリース

公益法人用 財務会計システムをレベルアップ―執行予定額を含む収支予算実績報告書の作成機能を搭載、帳表間の整合性を保つチェック機能も強化―

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平成19年12月3日

 株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市鶴田町/代表取締役:飯塚真玄/資本金:57億円)は、システムユーザからの改善要望等に基づきレベルアップした「公益法人会計データベース(平成19年版)」を、平成19年11月30日より提供を開始しました。

主なレベルアップ内容は以下の通りです。

  1. 執行予定額を含む収支予算実績報告書の搭載
    1. 執行予定額を踏まえた予算残高を確認できます。
      収支予算実績報告書の様式に、会計伝票を起票していない未執行の伺書の金額および申請中の伺書にかかる申請額を「執行予定額」として追加した様式を追加します。これにより、従来の執行済の金額に基づく「予算残高」の確認に加え、執行予定額控除後の金額に基づく「予算残高」を確認できます。
    2. 画面から収支科目別に伺書一覧を確認できます。
      「収支科目別伺書一覧」画面では、執行予定日順に伺書を表示し、伺書ごとに執行予定額と予算残高を表示します。これにより、執行予定額の内訳と各伺書の執行に伴う予算残高を確認できます。
    3. 執行予定額を含む事業別の収支予算実績報告書を確認できます。
      事業別に収支予算を登録している場合は、伺書に事業コードを入力することにより、執行予定額を含む事業別の収支予算実績報告書を確認できます。
  2. 帳表間において科目残高の整合性を高めるためのチェック機能を強化
    1. 会計伝票入力時のデータチェック機能の搭載
      1. 収支計算書の次期繰越収支差額と資金残高との整合性チェック
        1. 資金収支の計上を伴う正味財産増減計算書科目と資金外科目との組合せ
        2. 資金収支の計上を伴わない正味財産増減計算書科目と資金科目との組合せ
        上記の組み合わせによる仕訳は、資金収支の計上を伴う正味財産増減計算書科目と資金科目の組合せではないため、収支計算書への自動計上処理が行われません。その結果、残高の不整合が生じるため、上記に該当する会計伝票をチェックし、入力できないようにしました。
      2. 費用科目残高と支出科目残高との整合性チェック
        資金諸口勘定を用いず、資金収支の計上を伴う収益・費用科目間の振替仕訳を入力した場合、入力仕訳のパターンが、資金収支の計上を伴う収益費用科目と資金科目との組み合わせでないため、資金収支間の振替にかかる自動計上処理が行われません。その結果、勘定科目残高と収支科目残高が不整合となるため、これに該当する会計伝票をチェックし、入力できないようにしました。
    2. 「財務諸表整合性チェック」画面への「前期繰越収支差額」欄の追加表示
      前期繰越収支差額の計上が行われているかどうかを画面上で容易に確認できるようにしました。

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161
Eメール:pr@tkc.co.jp

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