ニュースリリース

決算業務の向上へ、連結会計システム「eCA-DRIVER」が大幅機能強化

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 平成23年8月2日 

 株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:髙田順三/資本金:57億円)はこのほど、中堅・大企業向け連結会計システム「eCA-DRIVER」2011年夏版の提供を開始いたしました。 

 「eCA-DRIVER」は平成12年に初版の提供を開始して以来、法制度改正への対応および連結決算業務の向上等を目的として毎年1~2回のレベルアップを重ね、現在、上場企業を中心に約400グループの中堅・大企業で利用されています。
 本版においては、IFRS(国際財務報告基準)対応の一環として「コンバージェンス&アドプションの自動修正仕訳」機能を新たに追加したほか、整合性チェックなどの機能強化により、システムの操作性向上を図りました。
 なお、新機能の「コンバージェンス&アドプションの修正仕訳の自動生成」は、別途、「IFRSチェンジャー」として製品化・提供しています。 

 また、新版の提供に合わせてユーザーサポート体制の強化拡充へ取り組みます。

 昨今、IFRSへのコンバージェンスやアドプションへの対応、決算の早期化、組織再編の活発化などにより、上場企業を中心とする中堅・大企業の会計は転換期を迎えています。
 そうしたなか、TKCではTKC全国会 中堅・大企業支援研究会(税理士・公認会計士950名)とともに“経理部の味方“としてシステム開発およびサポート体制の一層の強化に努め、中堅・大企業の戦略的なグループ経営を支援してまいります。  

「eCA-DRIVER」2011年夏版(7月版)の主なレベルアップ内容

1.「IFRSチェンジャー」を標準搭載
 コンバージェンス&アドプションの“修正仕訳”自動生成ツールを標準搭載。これにより、連結各社での修正仕訳生成のための基礎情報の入力から、親会社での「日本基準→IFRS」(アドプション)、「単体決算→連結決算」(コンバージェンス)の修正仕訳を自動生成します。

2.子会社から情報収集する「レポーティング・パッケージ」(*)の整合性チェック機能の強化
(*)レポーティング・パッケージ=連結会計業務において、各子会社や関連会社の決算データを収集するための帳票レイアウトおよびその仕組み

3.Excelファイルとの各種仕訳のインポート/エクスポート機能
(1)連結修正仕訳をはじめ各種仕訳をExcelファイルからインポートできます。
(2)各種分析に活用できるよう、連結修正仕訳をはじめ各種仕訳をExcelファイルへエクスポートできます。

4.事務プロセスメニューの搭載
 グループ会社の追加等の際に修正するメニュー一覧を表示し、漏れなく修正できるようにしました。

5.「マネジメントレポート設計ツール」(*)機能の強化
CF計算書の検証用に「CF計算書関連の値を取得する関数」を、また連結財務諸表の検証用に「会社別連結財務諸表の関数」をそれぞれ追加しました
(*)マネジメントレポート設計ツール=eCA-DRIVERのデータを用いて、取締役会報告資料や管理資料、監査資料などを自由かつ簡単に作成できるツール。  

ユーザーサポート体制の強化

1.オンラインQ&Aがより使いやすくなりました。
 ユーザーサポートページに掲載しているシステムQ&Aについて、新たにeCA-DRIVERのトップページに「オンラインQ&A」メニューを追加し、容易にアクセスしていただけるようになりました。
 また、キーワード検索機能により、一段と使いやすくなりました。

2.システムの瑕疵に関する情報をWebページからもご確認いただけるようにしました。
 システムの瑕疵が判明した場合、これまで該当するお客さまへメール等でご報告および対応方法についてご案内していましたが、これをWebページへ掲載。一定期間を経てもWebをご確認いただいていない場合には、当社から電話等で再度ご連絡するなど、万が一の場合のサポート体制の強化を図りました。

3.連結会計に関する研修体制の強化を図ります。
 システムの操作研修をはじめ、法制度改正など連結決算における最新情報や実務上のポイントを紹介する研修会等を数多く実施し、担当者のスキルアップおよび親会社・子会社等における円滑なシステムの導入・運用をサポートします。 

  提供開始

      平成23年7月末日 

ご参考

1.連結会計システム「eCA-DRIVER」の特長
(1)連結会計制度に準拠し、業務プロセスの標準化によって子会社からのデータ収集から連結財務諸表の作成まで連結決算業務の早期化・効率化を支援する、「中堅・大企業向け連結会計システム」です。
(2)TKCインターネット・サービスセンター(TISC)を拠点とする「クラウド型」サービスのため、サーバなど余分な設備投資が不要で、運用・管理にかかる作業負担・コストを軽減できます。また、TISCでバックアップデータを6世代まで管理できるので、万一の時にも安心です。
(*)お客さまの状況に応じて、「クラウド型」のほか「C/S型」「スタンドアロン型」での利用も可能
(3)2年目以降は、年間保守料のみで常に最新版のシステムをご利用いただけます。
(4)システムの最適な導入・運用を支援するため、コンサルタントとしてTKC全国会中堅・大企業支援研究会(税理士・公認会計士)がサポートします。
(5)TKC全国会連結会計システム小委員会の評価・指導のもと、IFRS(国際財務報告基準)へのコンバージェンス、アドプションへ適確に対応した連結会計システムを提供します。
(6)TKC連結グループソリューション(*)により、連結グループの決算・申告業務の効率化を一気通貫で支援します。
  (*)TKC連結グループソリューション
   連結会計システム「eCA-DRIVER」
   統合型会計情報システム「FX4」「FX5」
   連結納税システム「eConsoliTax」
   税効果会計システム「eTaxEffect」
   法人電子申告システム「ASP1000R」

2.「TKC全国会 中堅・大企業支援研究会」の概要
 「TKC全国会中堅・大企業支援研究会」は、中堅・大企業に対するTKC会員の支援体制を強化すべく、平成22年10月に発足したTKC全国会の研究会です。
 7月1日現在、950名のTKC会員が参加し、中堅・大企業に関する制度や会計・税務等の調査研究を行うほか、セミナーの企画・開催などを行っています。
 また、連結会計制度に精通したシステムコンサルタントとして、eCA-DRAIVERの導入から連結会計業務の効率化までを支援しています。

ユーザー事例

 事例紹介はこちらから


  以上

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161
Eメール:pr@tkc.co.jp 

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