ニュースリリース

中堅・大企業へ会計システムのクラウド利用広まる、統合型会計情報システムFX4シリーズ全体の5割超に

  • twitter
  • Facebook

平成24年12月3日 

 株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角 一幸/資本金:57億円)が提供する統合型会計情報システムFX4シリーズにおいて、このほどクラウドサービスの利用企業数が全体の50%を超えました。

 「FX4クラウド」は主に年商5~50億円規模の中堅企業を対象とする、制度会計と管理会計を統合した統合型会計情報システムです。平成23年6月20日に旧来版のFX4(オンプレミス版)を機能強化し、新たに「クラウドサービス」による会計情報システムとして提供を開始したもので、平成24年11月30日現在で1,278社に採用(シリーズ全体2,460社)され、クラウド版の利用率は52%に達しています。

 クラウド利用が広まっている背景には、東日本大震災をきっかけに事業継続性の確保や災害対策の意識が高まったことに加え、中堅・大企業では全国各地に拠点を持つところも多く、システムの導入・運用にかかる業務負担を軽減したいというニーズがあります。
 この点、FX4クラウドであれば(1)最高度のデーセキュリティ対策を備えたTKCデータセンターで365日利用可能、(2)過去10年間の会計データをデータセンターで保管、(3)事業所の増加・統廃合にも柔軟かつ安価に対応、が可能です。

 加えて、上場企業を中心とした中堅・大企業向けの統合型会計情報システム「FX5」や連結会計システム「eCA-DRIVER」でもクラウド採用が増えている(実績440企業グループのうち128企業グループがクラウド利用。うち94は上場企業グループ)ことから、中堅・大企業の会計分野におけるクラウド利用は着実に広まっていると想定されます。

 TKCでは、平成15年に自社データセンターを構築し、他社に先駆けて当社が開発する各種システム・サービスのクラウド化を進めてきました。
 なかでも中堅・大企業向けシステムのクラウド対応では、平成15年に連結納税システム「eConsoliTax」を提供したのを手始めに、平成17年には連結会計システムとして日本初のクラウド版「eCA-DRIVER」を提供するなど、会計・税務分野のクラウド活用を常にリードしてきました。

 TKCでは、クラウド型会計システムの国内導入実績No.1ベンダーとしてシステム開発およびサポート体制の一層の強化に努め、平成25年9月までに2,000社へのFX4クラウド導入を目指します。  

統合型会計情報システム「FX4クラウド

1.システムの特長
FX4クラウドは、TKCのデータセンターを拠点として提供するクラウドサービス型の会計情報システムです。

(1)BCP対策として、過去10年間のデータをTKCのデータセンターに備蓄します。

(2)豊富な管理会計の資料で経営者の意思決定を強力に支援します。
①「365日変動損益計算書」による前年との業績比較
②売上高と限界利益率の過去3年分のデータをもとに、「商品・市場戦略の成果」の検証と「成果配分の結果」を確認することができます。
③「部門別業績管理」により部門の階層管理と部門グループ別管理ができます。

(3)「マネジメントレポート設計ツール」により、企業独自の管理資料や取締役会報告資料などを効率的に作成することができます。

(4)最新の会計法令に完全準拠し、電子帳簿保存法にも対応しています。

(5)他社業務システムとのデータ連携が容易です。

(6)TKC全国会会員(税理士・公認会計士)が毎月訪問し、会計資料と会計記録の「適時性」「正確性」「適法性」を検証します。その結果として、会社法第432条に基づき会計帳簿が適時に作成されたことをTKCが第三者の立場で証明する「記帳適時性証明書」(*)を発行します。
(*)「会計帳簿作成の適時性(会社法432条)と電子申告に関する証明書」

2.提供開始日
平成23年6月20日

3.対象企業
年商5~50億円規模の中堅企業
(*)FX4クラウド利用には、別途TKC全国会会員との顧問契約が必要です。

4.販売目標
平成25年9月までに2,000社

5.販売価格
会計事務所が関与先企業との顧問契約に基づき提供するシステムのため、提供価格は個々の契約内容によって異なります。

TKCのクラウドサービス

 TKCでは、当社のお客さまである会計事務所とその関与先企業、地方公共団体、中堅・大企業が安全かつ安心なICT環境で情報システムを利用し、万一の事態にも業務を維持・継続させることができるようTKCインターネット・サービスセンター(TISC)を運営しています。

 このデータセンターを拠点として、上場企業から中小・中堅企業、地方公共団体などに向けて、各種アプリケーションやアウトソーシングなどのサービスを組み合わせた“安全・安心・便利”なクラウドサービスを提供し、お客さまの事業活動を支援しています。

 TKCのデータセンターの最大の特長は、アプリケーションの開発・提供からデータセンターでのサービス運用までTKCが“All in One”でサポートしていることです。
 自社のデータセンターで当社の社員がサービスの運用にあたるといった取り組みは、他にはあまり例がなく、また民間企業以上に高い安全基準が求められる地方公共団体向けのクラウドサービスで数多くの実績を持つことも、中堅・大企業の不安解消につながっています。

 なお、TKCではクラウドサービスを利用されるお客さまの拡大に加え、今後のサービスの強化・拡充への取り組みを図るため、平成23年から3年計画でデータセンターのクラウド共通基盤の整備に取り組んでいます。

以上

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161

 

  • twitter
  • Facebook