2017.02.14
損害賠償請求事件(受刑者に新聞閲覧禁止は違法)
LEX/DB25530502/東京地方裁判所 平成27年 6月24日 判決 (第一審)/平成26年(ワ)第17759号
原告が、刑務所に収容されていた期間に同刑務所に備え付けられていた回覧用の日刊新聞紙(以下「備付回覧用新聞」という。)の閲覧を同刑務所職員により制限された行為は違法であると主張して、被告に対し、国家賠償法1条1項に基づき、慰謝料及び遅延損害金の支払を求めた事案で、時事の報道に接する機会の重要性に鑑みれば、刑事施設の長が備付回覧用新聞の閲覧の方法等に関する定めを設けた場合には、当該刑事施設の被収容者はそれに定められたところに沿って備付回覧用新聞を閲覧する機会を与えられるべきであり、国家賠償法1条1項の適用上、法的保護に値する利益となり得るものと解され、法の定める懲罰手続を経ることなく、実質的な懲罰として本件閲覧制限を行うことは、刑務所職員が原告に対して負担する職務上の義務に違背したものとして、同項の適用上違法であることなどを理由に、原告の請求の一部を認容した事例。



















