2014.12.22
損害賠償請求控訴事件
LEX/DB25504930/札幌高等裁判所 平成26年9月25日 判決 (控訴審)/平成25年(ネ)第226号
原告(控訴人)が、約5年にわたって叔父である被告(被控訴人)から、複数回にわたって、わいせつ行為ないし姦淫を受け、このことにより、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、離人症性障害及びうつ病などの精神障害を発症し、損害を被ったと主張して、被告に対し、不法行為に基づく損害賠償の支払を求めたところ、原判決は、不法行為に基づく損害賠償請求権は、民法724条後段所定の除斥期間の経過により消滅したと判断し、請求を棄却したため、原告が控訴した事案において、原告の請求を全部棄却した原判決は失当であるとして、原判決を変更し、請求を一部認容した事例。