2014.12.22
セブン―イレブン・ジャパン 「見切り販売」制限事件
LEX/DB25505135/最高裁判所第三小法廷 平成26年10月14日 決定 (上告審)/平成25年(オ)第2159号等
被上告人(コンビニエンス・ストアのフランチャイザー)と加盟店契約を締結してコンビニエンス・ストアを営業している上告人らが、被上告人による見切り販売の妨害行為によって損害を被ったとして、被告に対し、独占禁止法25条に基づき、損害賠償を請求した事案の上告審及び上告受理申立審において、被上告人の行為は、正常な商慣習に照らして不当に取引の実施について原告らに不利益を与えたものであり、一般指定14条4号に該当するものとして、独占禁止法19条に違反する違法な行為であると認めて上告人らの請求を一部認容した原審の判断を支持して、本件上告理由は理由の不備・食違いをいうが、その実質は事実誤認又は単なる法令違反を主張するものであって、明らかに民事訴訟法312条1項又は2項所定の事由に該当しないとして、本件上告を棄却し、また、本件を上告審としては受理しないものとした事例。