2014.12.09
LEX/DB25504979/最高裁判所第二小法廷 平成26年9月5日 決定 (上告審)/平成25年(行ツ)第388号等
町議会議員であった原告(控訴人、被上告人兼相手方)が、除名処分を受けたところ、同処分は違法であるとしてその取消しを求めるとともに、同処分により名誉を毀損されたとして、被告(被控訴人、上告人兼申立人)に対し、損害賠償等を求めたところ、原判決が、請求を棄却した第一審判決を変更し、請求を一部認容したため、被告が上告した事案において、民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは、民事訴訟法312条1項又は2項所定の場合に限られるところ、本件上告理由は、違憲をいうが、その実質は単なる法令違反を主張するものであって、明らかに上記各項に規定する事由に該当しないとし、上告を棄却した事例。