2014.12.16
株主総会決議取消等請求控訴事件(オリンパス株主総会決議取消等請求控訴事件)
LEX/DB25505084/東京高等裁判所 平成26年8月6日 判決 (控訴審)/平成26年(ネ)第1251号
控訴人(被控訴人の株式200株を有する株主)が被控訴人(オリンパス)に対し、平成23年定時株主総会決議について、不正な計算書類や連結決算書類等の報告を前提として行われたものであって、不存在である旨を主張して、会社法830条1項に基づき、その不存在確認を求めるとともに、平成24年臨時株主総会各決議について、(1)議長が控訴人による会計監査人出席の動議を取り上げなかった、(2)招集に当たって株主に提供された連結計算書類が不正な会計処理を含むものであった、(3)被控訴人の役員の説明に説明義務違反があった、(4)議長が質問を求める株主を無視した、(5)議長が株主の不当な発言を制止しなかったなど決議の方法が著しく不公正なときに当たる旨を主張して、会社法831条1項1号に基づき、その取消しを求めた事案の控訴審において、控訴人の請求をいずれも棄却した原判決は相当であって、本件控訴は理由がないから棄却するとした事例。




















