2014.05.20
売買代金返還等請求控訴事件
LEX/DB25503236/東京高等裁判所 平成26年3月12日 判決 (控訴審)/平成25年(ネ)第5735号
原告(控訴人)が、Aら所有の本件各土地を買い受ける旨の契約をしたB社から右各土地を買い受け、被告C(被控訴人)が原告及びAを代理して所有権移転登記手続をしたが、売主として名乗った者がAらとは別人であり、Aら本人は本件土地をB社に売却しておらず、無断で登記手続の申請がされたとして、上記申請が却下されたことにつき、控訴人が、被告C及び原審被告Dに対し、損害賠償を求めたところ、被告Dに対する請求が認められ、被告Cに対する請求が棄却されたため、原告が控訴した事案において、被告Cにおいて、不動産登記法令所定の本人確認の方法を行うことに加えて、自宅訪問による占有状況等の確認等をすべき注意義務があると解すべき事情があることを認めるに足りる証拠はなく、被告Cにおいて、自称Aらの本人確認をするに当たり、法の求める注意義務を怠った過失があるとは認められないとし、控訴を棄却した事例。




















