ニュースリリース

年末調整時に集中する業務を分散する「賃金台帳入力システム」-「源泉所得税徴収高計算書(納付書)」の様式改正に対応-

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平成19年1月22日

 株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市鶴田町1758番地/代表取締役:飯塚真玄/資本金:57億円)は、「賃金台帳入力システム(TPS9100)」のレベルアップ版の提供をTKC全国会の会員事務所(税理士・公認会計士)に12月28日より開始しました。今回の改訂は、「源泉所得税徴収高計算書(納付書)」の様式改正に対応したものです。

 「賃金台帳入力システム(TPS9100)」は、TKC全国会の会員事務所が、給与計算システムを利用していない関与先企業の巡回監査実施時を利用して、その関与先企業の賃金台帳等から給与等の支給実績を毎月入力・集計するシステムです。
 巡回監査時に給与支給実績等を入力しておくことにより、年末調整前に給与等の支給実績データの入力が完了し、年末調整時に集中する業務を分散することが可能です。なお、ここで入力されたデータは「TKC年末調整・法定調書作成システム」と連動して年末調整計算および法定調書の作成を行います。
※巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、網羅性を確かめ、かつ指導することです。

 会社法の施行に伴い、「利益または剰余金の処分による経理をした賞与」に対する源徴収制度が「役員賞与」に対する源泉徴収制度に改正されました(旧所法183 2が所法183 2に改正)。この改正を受けて、「源泉所得税徴収高計算書(納付書)」の様式が以下の通り変更されました[所規別表3(3)]。

  1. 「損金処分賞与」欄が「賞与(役員賞与を除く。)」欄に変更
  2. 「益金処分賞与」欄が「役員賞与」欄に変更

 上記を受け、TPS9100では「給与・賞与支給実績の入力」画面で「賞与区分」を選択し役員賞与の支給実績を入力できるようにし、「所得税納付書への転記資料の作成」機能では「賞与区分」を基に「賞与(役員賞与を除く。)」「役員賞与」欄の金額を印刷するようにしました。

TKC全国会とは、租税正義の実現と関与先企業の永続的発展に貢献することを目的として結成された、わが国最大級の職業会計人集団(全国9,500名の税理士・公認会計士)です。TKC会員は〈TKC会計人の行動指針〉のもと、毎月、関与先企業に出向いて「月次巡回監査」を実践し、1.法令に完全準拠した会計帳簿の作成、2.正確かつスピーディな月次決算と業績管理体制の構築、3.経営ビジョンと目標を達成する事業計画の提案――など中小企業の経営支援のための各種サービスを積極的に行っています。

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161
Eメール:pr@tkc.co.jp

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