2025.08.26
窃盗、電子計算機使用詐欺、覚醒剤取締法違反被告事件
★「新・判例解説Watch」刑法分野 解説記事の掲載を予定しております★
★「新・判例解説Watch」刑法分野 解説記事の掲載を予定しております★
LEX/DB25574439/最高裁判所第三小法廷 令和 7年 7月11日 判決(上告審)/令和6年(あ)第264号
被告人が窃盗、電子計算機使用詐欺、覚醒剤取締法違反の罪に問われ、第1審が、氏名不詳者らと共謀して現金自動預払機から現金合計198万3000円を引き出して窃取したと認定し、また各犯罪事実を認定して、被告人を懲役4年に処したところ、被告人が控訴し、控訴審が、原判決は、第1審判決が本件各電子計算機使用詐欺の共謀を認めた点には事実誤認があるとして、第1審判決を破棄して自判し、その余の罪について被告人を懲役3年6か月に処し、本件各電子計算機使用詐欺について無罪を言い渡したことから、検察官が上告した事案で、原判決が、被告人に本件各電子計算機使用詐欺の共謀を認めることができないとした点には、事実誤認があり、これが判決に影響を及ぼすことは明らかであって、原判決を破棄しなければ著しく正義に反するものと認められるとして、原判決を破棄し、本件控訴を棄却した事例(補足意見1名)。






















