税理士事務所開業に
まつわるデータ

申告法人の黒字割合

近年、法人の黒字割合の回復が報道されています。TKC会員事務所とそれ以外の税理士事務所では、顧問先法人の黒字割合に違いがあるのでしょうか?
国税庁統計やTKCの独自データから分析してみましょう。

サマリー

  • 国税庁統計によると、令和元事務年度(令和元年7月1日から令和2年6月30日)の申告法人の黒字割合は35.3%でした。平成30年事業年度の34.7%から0.6ポイント上がっており、4年連続で上昇しています。
  • TKC会員事務所の顧問先では、TKCシステムを活用している場合、令和元年度の黒字割合が約59.0%と国税庁の統計よりも遙かに高い水準となっています。

ポイント

  • コロナ禍の影響がより強く反映されるのは、令和2年度の黒字割合となる見込みです。
  • TKC会員事務所の会計・経営助言業務が、顧問先の黒字割合を大きく引き上げています。

レポート

申告法人の黒字割合を教えてください。

国税庁統計によると、申告法人の黒字割合は年々上昇しています。令和元事務年度の申告法人の黒字割合は35.3%と、平成30年事業年度の34.7%から上昇がみられました。
また、TKC会員事務所のTKCシステムを活用している顧問先では、例年、国税庁統計より20ポイント以上高い黒字割合を記録しています。

申告法人の黒字決算割合

※1 国税庁「令和元事務年度法人税等の申告(課税)事績の概要」より引用
※2 FXシリーズとTKC継続MASシステムを使用し、「書面添付」を実施している企業を集計

なぜTKC会員事務所の顧問先は黒字割合が高いのですか?

TKC会計事務所では、標準業務として、次のサービスを顧問先に提供しています。

  • 財務会計ソフト(FXシリーズ)による業績管理
  • 書面添付(税理士法第33条の2による書面添付)の実践
  • 巡回監査による毎月の定期訪問と月次決算
  • 経営計画策定ソフト(TKC継続MASシステム)による経営計画策定、決算・節税対策

これらの取り組みが、高い黒字割合に結び付いているといえます。

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