金融機関は、積極的に融資できる優良な中小企業が増えることを期待しています。税理士事務所も、関与先企業の資金繰り支援はもちろん、新規関与先の紹介など、金融機関とのお付き合いは欠かせません。しかし、関与先企業をしっかりサポートしつつ、個人で金融機関と密にコミュニケーションを取って信頼関係を一から構築していくにはたいへんな労力と時間がかかります。開業から日の浅い事務所にとってはさらに難しいことでしょう。
TKC全国会では、金融機関とTKC会員、TKCが互いに連携して関与先企業の永続的発展に貢献するための仕組みをいくつも用意しています。
金融機関への決算書等の提出は、紙から電子へ
TKCモニタリング情報サービスとは?
TKCモニタリング情報サービスは、TKC全国会会員(税理士・公認会計士)が毎月の巡回監査と月次決算を実施したうえで作成した月次試算表、年度決算書などの財務情報を、関与先企業からの依頼に基づいて、金融機関に開示する無償のクラウドサービスです。
月次試算表は月次決算終了直後に、年度決算書は税務署に決算書・申告書を電子申告した直後に、自動的に金融機関に開示されます。
●関与先企業の事務負担を軽減します。
決算書・申告書のコピーを用意し、金融機関に郵送・持参する手間が無くなります。
●関与先企業に対する金融機関からの信頼が向上します。
税務署に電子申告した財務情報と同じデータが金融機関に開示されるため、財務情報の改ざんの余地がありません。また、これらの財務情報は、TKC全国会会員が毎月の巡回監査と月次決算を実施したうえで作成した信頼性の高いものです。
信頼度の高い財務情報の開示が、関与先企業に対する金融機関からの信頼を向上させます。